晴柀幸一展 “Springfield” が開催中の【下山芸術の森 発電所美術館】が最高だった

晴柀幸一展 “Springfield” が開催中の【下山芸術の森 発電所美術館】が最高だった

下山芸術の森 発電所美術館とは?

こんにちは!ハリボーです。

美術が好き、さらに機械や電気が好きな方に朗報です。

入善町にある「下山(にざやま)芸術の森 発電所美術館」で素晴らしい美術展が開催されています。

晴柀幸一展”Springfield“です。

金属加工芸術の組み合わせという斬新な美術展です。

この「発電所美術館」は、「発電所をリノベーションした美術館」です。

公式HPにも「発電所の仕組みを紹介する施設ではありません」と書かれています。

ただ実際訪れてみると、かなり発電所の名残が残っていて面白いです。

アクセス

富山県入善町にあります。

富山市内中心部からは車で1時間ほど。

営業時間・期間

発電所美術館に常設展示はありません

企画展が開催されていない期間は閉館しています。

訪れる際は入善町HPで企画展スケジュールを確認してから行きましょう。

晴柀幸一展”Springfield”の会期は2021年6月5日(土)~2021年9月5日(日)です。

月曜休館。

開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分)です。

入場料

一般600円でした。

晴柀幸一展 “Springfield”

作者

晴柀幸一(はれまき こういち)氏は黒部市出身、埼玉県在住の彫刻家です。

黒部の鉄工所で育った晴柀氏。

溶接や切削などの金属加工技術と芸術を組み合わせて、金属の新たな魅力を創出しています。

展示作品

本企画展”Springfield”では、黒部川開発を表現した鉄材アートが計7点展示されています。

非常に大きなH鋼を溶接した9メートル四方の巨大アート「黒部」や、アルミやステンレスの切り屑をアートに変えた「Pool」など。

私が気に入ったのは2階にあるリングを組み合わせた作品「Vessel element」です。

レンズ風車のレンズ部分を繋ぎ合わせたような、滑らかな曲線美と発電要素、本企画展を象徴する作品だと思います。

繋ぎ部分の溶接も綺麗に仕上がっています。

企画展において写真撮影は自由(フラッシュ禁止)でしたが、SNS投稿などは著作権に注意とのこと。

本ブログでは芸術作品の写真掲載は控えさせていただきます。

気になった方は現地に行きましょう。

なお、作品に関係ない発電施設の写真は掲載します。

パフォーマンスも

6月12日、7月24日、8月7日、9月5日にはワークショップなどのイベントが開催されます。

舞踏家による身体表現を交えたパフォーマンスも開催されるとのこと。

参加人数に制限がありますので、電話での予約が必要です。

発電所の名残が最高すぎる

企画展も素晴らしいのですが、面白いのがこの発電所をリノベーションした美術館です。

1995年にオープンし、文化遺産として登録有形文化財に指定されています。

元々の施設名は「黒部川第二発電所」です。

発電施設としての創業は1926年。

黒部川から下山用水を通って流れてきた水は、この発電所で有効落差23メートルから出力1940kWに変換されていました。

発電機は3機中1機が保存されています。

トランジスタが実用化される1940年より10年以上も昔の創業。

デジタル要素一切なしのカラクリ仕掛けです。

こちらの界磁抵抗器も眺めていて面白いです。

ハンドルを回すと物理的に接触部が移動して抵抗の大きさを変えています。

接触部のチャタリングがなかなかやばそう。

これ、火花が飛び散ったんじゃないかな。

発電機の一番外側は回転数測定用の小型発電機。

端子台の「UVW」の文字が手書きというのが電子工作っぽさが出ていて良いですね。

なんだかすごく親しみやすい。

導水管がそのまま残っているのもかなりユニークです。

直径約3メートルの開口部が展示室内にポッカリ開いています。

まるで洞窟のよう。

導水管は外側から見ることはあっても、内部を見学できるのは珍しいです。

この導水管、金網やロープなど一切付いていません。

真っ暗でどこまで続いているか見えませんが、登ろうと思えば登れてしまいます。

子どもが探検ごっこをしていました。

下山芸術の森

下山芸術の森は展示室以外にもかなり広いです。

展示室を出て導水管横の階段を登ると、展望台のある芝生広場があります。

美術館の裏に建つレンガ造りのカフェ施設。

「くりこども飯店」という東南アジア料理の喫茶店です。

発電所を見下ろしながら優雅な時間を過ごせます。

数ある美術館の中でもかなりユニークな施設です。

美術が好きな方も、発電所が好きな方もぜひ。

なお、「発電施設を見学したい」という理由での企画展期間外の対応はしていないとのことです。

企画展に合わせて訪れましょう。

“Springfield”は9月5日まで。

その他の美術展情報はこちら

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