理系に刺さるシリコンバレーの【コンピュータ歴史博物館】に行ってみた

理系に刺さるシリコンバレーの【コンピュータ歴史博物館】に行ってみた

コンピュータの歴史を学ぼう

こんにちは!アメリカ滞在中のハリボーです。

スマホにパソコン、ロボットに人工知能と、あらゆる技術の進歩は私たちの生活に変化をもたらしています。

その時代のうねりの「源泉」となるエリアこそがシリコンバレー。

IT大手や半導体産業が集約し、地球上のテクノロジーの中心地といえます。

そんなシリコンバレーには技術の進歩を貴重な展示と共に紹介する施設があります。

「コンピュータ歴史博物館」です。

コンピュータ歴史博物館

コンピュータ歴史博物館(Computer History Museum)はシリコンバレーにある科学博物館です。

技術の中心地ゆえに、似た名前の施設(テック博物館など)が付近に多いので混同に注意。

アクセス

マウンテンビューにあります。

Google本社のすぐ近くです。

入場料

大人19.5ドルでした。

博物館の見どころ

受付を済ませた後、ロビーで出迎えてくれるのは自動運転車。

サンフランシスコで既に実用化されている「Waymo」の2014年バージョンを見学できます。

2024年現在、Waymoはサンフランシスコ市内でやたらと沢山見かけます。

また乗車体験記事を書こうと思います。

計算機の歴史

展示室の最初は計算機の歴史から。

電気のない時代に用いられた「計算尺」や「そろばん」など、カラクリ仕掛けやアナログな方法を使った手動計算機が多数並んでいます。

なんとなく使い方が想像できるものもあれば、まったく計算方法がイメージできないものも多いです。

以下の写真はデカいドラム缶に見えますが、計算機です。

古代オーパーツのひとつ「アンティキティラ島の機械」の解説もありました。

オーパーツとは、「時代錯誤な遺物」とも訳され、発見された時点では製造不可能ゆえに超古代文明の存在を示唆する出土品です。

「アンティキティラ島の機械」は古代ギリシャ時代に天体計算のために作られた部品で、あまりにも精巧すぎるために学者達は当時の人々がいかにして作ったのか謎を解明できずにいます。

アナログからデジタルへ

計算機の次はメモリに関する展示です。

「値を保持する」ために、カードに穴を空けたりソートしたりするアナログな機械が多く紹介されています。

産業革命などを経て電気が一般に広まると技術の進歩は加速。

電磁力を利用して現代の「リレー」に近い部品を生み出すなど、科学者たちの試行錯誤を感じ取れます。

さらに時を経て、デジタルメモリが普及する頃には日本メーカーの奮闘が光ります。

コンピュータの主記憶に使われる「DRAM」の開発競争には日立や東芝などが参戦し、パネルで社名を確認できます。

高度経済成長期から日本を技術大国へ押し上げた電機メーカーにとって、コンピュータ歴史博物館にて紹介されることはひとつの勲章でしょう。

生活に溶け込むロボット

一目でワクワクが感じ取れるのがロボットの展示エリア。

人型や動物型など多様なロボットはテクノロジーの進歩の象徴としても開発されてきました。

一世を風靡したソニーの「AIBO」もありました。

工場で用いられるロボットも多数並んでおり、解説に「現代の産業用ロボットをリードするのは日本だ」との一文を発見。なんとなく誇らしい気分でした。

コンピュータゲームの歴史

コンピュータを日常生活に浸透させた大きな要素がゲームです。

限られたメモリと要素技術をフル活用し、「ファミコン」「プレイステーション」など大ヒット製品を次々とリリースした日本メーカーの軌跡がここでも光ります。

私の家にも普通に置いてあるニンテンドー64が、まるで秘宝のようにショーケースに展示されているのは不思議な感覚でした。

また館内にはアーケードゲームの体験コーナーもあり、多くの方が熱中していました。

私も閉館間際までしっかりストリートファイターをプレイ。

コンピュータが好きな理系の方はもちろん、シリコンバレーの技術力を手軽に味わいたい方にもオススメの博物館といえます。

(Visited 17 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です