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電気自動車大国アメリカ
こんにちは!ハリボーです。
アメリカに住んでいると日常的に見かけるのが電気自動車(EV:Electric Vehicle)。
テスラを筆頭にRivian、Lucidなどの新興EVメーカーが市場を拡大させています。
世界的なカーボンニュートラルの追い風を受け、バッテリーの長寿命化や走行性能など技術革新が日々起きています。
そんな技術力を世間に向けてアピールする場が展示会。
アメリカでのEVの最新動向を探るべく「Electrify Expo」を見学してみます。
Electrify Expoとは
Electrify Expoは世界各地の電気自動車メーカーが集結する展示会です。
テスラ、ボルボ、BMW、ポルシェ、ヒュンダイなど有名完成車メーカーが並び、日本からもトヨタや日産などが参戦しています。
開催地
2024年はニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルなどアメリカ国内8か所で開催されます。
私はサンフランシスコ会場に行きました。
正式な場所はオークランドにあるアラメダポイント(フェリー乗り場)です。
入場料
大人一人20ドルでした。
4人で合計60ドル(15ドル/1人)になるセット料金もありました。
展示会の見どころ
入場ゲートをくぐると車好きにはたまらない夢の世界。
スポーツタイプからファミリータイプまでさまざまな試乗車を間近で見ることができ、自由に乗り降りできます。
特に面白かった企業ブースを紹介していきます。
EV界の巨人【テスラ】
実業家イーロン・マスクCEOが手掛けるテスラ。
時価総額ランキング世界トップの自動車メーカーは展示会でも際立った賑わいを見せます。
中でも人気はシャープなデザインが特徴的な「サイバートラック(CYBERTRUCK)」。
装甲車のように見た目がゴツい、重量級ピックアップトラックです。
強固なフレームとガラスは高い防弾性能を誇り、youtubeには実際にサブマシンガンで試射している動画もあります。
売れ行き好調でサンフランシスコ周辺の公道でも頻繁に見かけるサイバートラック。
現時点で日本での型式証明は無いようですが、いつか上陸するのでしょうか。
内装も非常に特徴的で、とにかくシャープ。ハンドルも円形ではありません。
トラックと名称に付いているだけあって、荷物の収納スペースは広かったです。
お値段はグレードにもよりますが1000~1500万円。
納車待ち1年以上というテスラのスター的存在です。
奮闘する日本勢【トヨタ・日産】
アメリカでの展示会でありながら意外と多いのが日本車。
トヨタは入口すぐ横に大きなブースを構え、PHEV(プラグインハイブリッド)をアピールしていました。
日本車は公道でも本当によく見かけます。
トヨタ系列ではレクサスも独立したブースを展開。
高級感のあるボディはカリフォルニアの強い日差しでひときわ輝いています。
また、いち早く「リーフ」を世に広めた日産自動車にも注目。
レーシングカーの展示やシミュレータなどで多数の来場者を集めていました。
試乗コーナーも充実
ブース奥のエリアでは実際に自動車に乗ることもできます。
運転はプロのドライバーが行い、EVならではの急加速・急減速や旋回性能を体感できます。
試乗コーナーは自動車だけでなく電気二輪車も多数。
アメリカならではのバラエティ豊かなモビリティが並びます。
ちなみにKIAやヒュンダイ(韓国)メーカーの展示はありましたが、BYDなど中国勢は一台もありませんでした。この辺りは政治的な問題が絡むので、いつか緩和されるのでしょうか。
所感として、日本と比較してもアメリカは明らかにEVが普及しており、今後も増え続けるであろう流れを感じました。
サイバートラックのような重量級EVが大人気であることも意外な印象でした。
日本メーカーは今後もハイブリッドを中心に世界と戦うのか、はたまた小型EVにシフトするのか。
これからもEVの動向から目が離せません。