カルトレインとは?
こんにちは!アメリカ暮らし中のハリボーです。
サンフランシスコには公共交通が発達しておりますが、市内のみならず郊外も同様です。
代表的なものはサンフランシスコとサンノゼを接続する鉄道「カルトレイン(Caltrain)」。
サンノゼには大手IT企業が集中しており、カルトレインは主に通勤列車としての役割を担います。
全長77マイル(124km)の路線は途中で国際空港も経由し、観光客にも便利です。
カルトレインに乗ってみた
今回はサンフランシスコ南部にあるヒルズデール駅からサンフランシスコ4番キングストリート駅まで乗車します。
こちらがヒルズデール駅。
島式ホーム1面のみのシンプルな高架駅です。
駅周辺にはショッピングモールなどが並びます。
プラットホームがかなり低いのが気になります。
まるで路面電車のようなホームの低さです。
切符の購入方法
切符はチケット販売機で購入します。
料金はエリア制で、何エリア跨いで乗車するかで料金が変わります。
1エリアだけなら6ドルでした。
日本のような自動改札機はありません。
乗車時も降車時もチェックはされませんが、無作為抽出的な検札が実施されます。
紙の切符以外にもクリッパーカードというSuicaのようなICカードやアプリもあります。
やってきたのは2階建て列車
日中は30分~1時間に1本程度の運行。
しばらく待つと列車がやってきました。
2階建ての縦長の車両です。
動力車が逆側にあるため、のっぺりとした前面。
通勤時間でも多くのお客さんを運べるように大きな構造になっています。
車内に自転車を持ち込んでいる方もいました。
長距離を鉄道、短距離を自転車と使い分ける動き方も便利そうです。
列車はベイエリアのサンマテオ駅や空港接続のミルブレー駅を経由して北へと進みます。
車窓からはサンフランシスコ湾内やローカルな街並みを眺めます。
終点に近づくと大きなビル群が見えてきます。
サンフランシスコ4番キングストリートに到着
北端の終着駅はサンフランシスコの玄関口、4番キングストリート駅。
大量のホームと鉄道が並ぶ巨大ターミナルです。
駅は2系統の路面電車と接続しています。
路面電車はミュニ(Muni)と呼ばれ、市内の主要観光ポイントにアクセスが可能です。
駅の北東にはオラクルパークという野球場があります。
サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地です。
主催試合のときはカルトレインも増発し、ナイターの最終時間まで乗客を待つこともあるとか。
市民にも観光客にも欠かせない主要な路線です。
後日追記
カルトレインの車種は豊富で、後日乗車した際はこちらの車両でした。
シュッとしていてカッコイイですね。
快速(Limited)のため、以前よりスピード感もありました。
今回は自転車を持参したところ、かなり快適に持ち込めることが判明。
固定スペースが多く用意されており、クロスバイクやキックボードなど多くの方が利用していました。
鉄道+自転車の組み合わせで行動範囲が広がりました。