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使わなくなった学習机を再利用する
未就学児のあこがれ、学習机。
とても便利な子供の居場所ですが、成長したら次第に使わなくなってしまうものです。
一般に学習机は良い木材が用いられており、表面がきちんと処理されていることが多いです。
そのため、20~30年経過しても、素材としてはまだまだ使えるものもあります。
簡単に粗大ごみに出してしまうにはもったいない。
そこで今回は、使わなくなった学習机を活用して【L字型オフィス机】を作成してみます。
廃材を活用したL字オフィスデスクのDIY
今回用意した学習机はこちら。
使わなくなってから20年以上経過しており、すでに解体されて天板のみ残っている状態です。
サイズは110×70センチ。まあまあ大きいです。
今回は写真のケガキ部分を切ってL字机に加工します。
用意した素材類
学習机の足部分にはこちらの木材を用います。
学習机の棚部分に用いられていた木材と、古いデッキを解体した際に出た廃材です。
表面はボロボロですが、塗装して再利用します。
天板の切り出し
まずは学習机の天板を切断します。
丸ノコを持っておりませんので、剪定ノコギリで地道に切ります。
天板は厚み25ミリでまあまあ硬く、2時間ほどかかりました。
今回最大の大仕事です。
腕がもうクタクタです。
切断箇所はカンナで面取り加工し、塗装して自然な色合いを作ります。
塗装色は「モカチャ」を選びました。
脚部の加工と組み立て
机の脚部分は廃材を切りそろえて作成します。
一般にオフィス机の高さは70~75センチ程度。
天板の厚みを考慮して、脚部の木材を70センチに切り揃えます。
木材の表面はボロボロでしたので、しっかり研磨してから天板と同様「モカチャ」で塗装。
また、廃材ゆえに余計な穴も多数あったので、全てパテで埋めました。
必要な場所に電動ドリルで穴を空けます。
手作業ゆえに数ミリの誤差は出ますが、ズレたらパテで埋めて空け直せばいい、くらいの勢いでガンガン穴を空けていきます。
机全体の組み立て
素材が一通り揃ったら、いよいよ組み立てです。
まずは脚部から。
多少強引に接続することも考慮して、ネジ山がナメにくいユニクロメッキを採用。
クッション性とバランス調整のために足裏にはゴム板を貼り付けます。
前面には棚板を取り付け、脚部全体の組み立てが完了しました。
ネジを多めに使用したこともあり、なかなかの安定感です。
ここにL字に切った天板を載せ、固定して仕上げます。
完成したL字オフィスデスク
天板と脚部を組み合わせてDIYデスクが完成しました。
いい感じのサイズ感になりました。
そのままでは大き過ぎた学習机の天板も、一部を切り出してL字型にしてコンパクトに。
手ごろな大きさで快適な作業環境へと変身しました。
パソコン作業に適したL字オフィス机の完成です。
ボロボロだった木材も、各所キッチリ組み上げて剛性を確保したので机としての安定感はバッチリ。
デスクトップと大画面モニターを置くにはちょっと小さめですが、ラップトップ向けにはピッタリです。
最大の利点はカスタマイズ性でしょう。
DIY机ゆえに、今後引き出しを作るもアクセントを追加するも自由自在。
ちょっとでも気になる箇所があれば、削ったり塗ったりで簡単に対応可能です。
今回のDIY机に利用した「モカチャ」は壁面に塗った漆喰の白色に良く似合います。