ボロボロの古い土壁に『漆喰うま~くヌレール』を塗ってDIYリメイクしてみた

ボロボロの古い土壁に『漆喰うま~くヌレール』を塗ってDIYリメイクしてみた

古い土壁をリメイクしたい

DIYでも優先順位が高いのが壁のリメイク。

壁は部屋の印象というデザイン面でも、湿気やカビなどの実用的な面でも重要です。

今回リメイクしたいのはこちらの土壁。

50年程放置されていた土壁です。

表面はひどく変色し、軽く触れると表面がポロポロと落ちてきます。

薄っすらとカビの匂いもします。

容易には対処できない難敵です。

ボロボロ土壁のリメイク方法

このレベルの土壁には、一般的な塗料を上塗りすることはできません。

土壁がどんどん塗料を吸収してしまうので、塗っても塗ってもキリがないのです。

土壁をリメイクする方法は主に3種類。

  1. 土壁を剥がしてから板を貼り付けて塗装する
  2. 土壁の上に板を貼り付けて塗装する
  3. 土壁の上に漆喰や珪藻土などを塗る

それぞれメリットとデメリットがあります。

1.土壁を剥がしてしまうとカビは綺麗に無くなりますが、防音効果が減ります。

2.土壁の上に板を貼り付けるのは最も経済的で手軽ですが、板の固定が難しく板自体が剝がれることがあります。

3.漆喰や珪藻土は素材そのものに防臭や防湿効果があるため優秀ですが、少々値段が張り、技術が必要で取り扱いが難しいです。

このように一長一短ですが、先日ホームセンターで面白いものを見つけました。

素人でも簡単に塗れる漆喰、「うま~くヌレール」です。

うま~くヌレールの特徴

今回うま~くヌレールを採用した理由は主に3点です。

  • シーラー等の下塗りが必要ない
  • 容器から取り出してすぐ塗れる
  • カラーバリエーションが豊富

シーラーなしで古い土壁に塗れる点は特に重要です。

シーラーもそれなりに値段が張ることから無くて済むなら経済的という利点があります。

混ぜ合わせることなくそのまま直で塗ることができるのもメリット。

カラーも白色・クリーム色・さくら色などなど、選び放題です。

漆喰を実際に塗ってみた

ボロボロの土壁を漆喰でリメイクしていきます。

いきなり塗るのではなく、下準備が必要です。

下準備

まずは土壁の表面の汚れをヤスリで軽く落とします。

落とし過ぎると土壁ごと剥がれてくるので、無理に深いカビまで落とすことはしません。

続いて床面と漆喰を塗りたくない箇所のマスキングを行います。

綺麗にマスキングするほど仕上がりも綺麗になります。

これがなかなか大変な作業です。

今回はちょっと楽をして養生テープとビニールを使って軽く覆った程度に留めました。

漆喰の塗装作業

いよいよ「うま~くヌレール」をコテとヘラを使って塗っていきます。

しかし思いのほか漆喰がやわらかく、金属製のコテだとなかなか塗り広げることができません。

やわらかい素材はやわらかい道具でなければ上手く塗れないようです。

結果的にこの100均のプラスチック製ヘラが大活躍しました。

1回目は粗く薄く塗り広げて、1~2時間ほど経過した後に2回目の塗りをおこないます。

作業ペースの目安としては、壁1畳分あたり15~20分程度でしょうか。

どんどん土壁が真っ白になっていきます。

仕上がり具合

約半日をかけた仕上がりがこちら。

初めて塗ったにしては、上出来ではないでしょうか。

見違えるほどに部屋も白く明るくなりました。

近づいてみると空気穴のようなものがチラホラ見えますが、まあ全体の写真映えとしては悪くないでしょう。

さらに漆喰には防臭・防湿効果もあるので、機能面でも快適な部屋へとアップデートされました。

今回は4畳半の8割ほどを塗るのに5kgを2缶使用しました。

ほぼカタログに書いてある通りの使用量といったところです。

見事にボロボロの土壁を漆喰でリメイクできました。

DIY初心者でも簡単に塗れる漆喰、とても便利です。

リメイクしたい壁があれば、お手軽にどうぞ。

後日別の壁に珪藻土も塗ってみました。

こちらの記事で漆喰と珪藻土の違いについても詳しく記載しています。

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