関ケ原にある珍スポット
こんにちは!ハリボーです。
現在私が住んでいる岐阜県は歴史の教科書にもたびたび登場します。
中でも有名なのは天下分け目の合戦「関ケ原の戦い」です。
徳川家康の率いる東軍が石田三成率いる西軍を打ち破り、その後260年にわたる江戸幕府へと繋がった、いわば日本史の転換点といえます。
合戦の地である関ケ原町には多くの史跡が残り、現在では岐阜きっての観光地となりました。
そんな関ケ原を代表する観光施設が、いまでは有名な珍スポットに。
インパクト抜群でまさに「王道の珍スポット」といえます。
岐阜県西部にある「関ケ原ウォーランド」です。
関ケ原ウォーランド
「天下分け目の関ヶ原」と称されるほど大きな戦いが起きた関ケ原。
関ケ原ウォーランドはそんな戦いの歴史を刻む大切な文化財です。
土日には広々とした駐車場にツアーバスが何台も並びます。
アクセス
岐阜県関ケ原町にあります。
東名高速道路の関ケ原ICから車で約5分。
最寄り駅のJR関ヶ原駅からは約2キロです。
営業時間
10:00~16:00
冬季は15時まで、夏季は「風鈴まつり」が開催されます。
入場料
大人500円でした。
※2023年11月現在の情報です。
見どころ
関ケ原ウォーランドは歴史に興味がある方も無い方も楽しめる「体験型テーマパーク」です。
あまりにも衝撃的な展示が多数あり、定期的にSNS等で話題になります。
とにかく多すぎる人形
まず驚くのは立ち並ぶ実物大の人形。
リアルに作られた膨大な数のマネキンが最大の見どころです。
迫力を出すためか全員の身長が180~190センチくらいに作られており、威圧感があります。
雨風にさらされて表面についたキズは、さながら戦いのキズのようでリアルさを感じます。
こちらの騎馬兵は東軍の主戦力・福島正則です。
参戦した大名がところどころに紛れ込んでいます。
知っている武将を探すのも楽しみ方のひとつ。
子供が泣くグロさ
それでは関ケ原の戦いの勝者・徳川家康に会いに行きましょう。
家康といえば三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)のひとりで、小学生にも大人気の武将です。
本陣跡にいるようなので向かってみると、泣いている子供とすれ違いました。
なにか怖いモノでも見た様子。
どうして泣いていたのかと思えば…、
家康、首実検中でした。
なお首実検とは討ち取った敵方の首を判別し、戦の功績を決める作業のことです。
生首を目の前にして、タヌキのような間抜けな表情はやめて頂きたいところ。
よりにもよって首実検の光景を切り取って展示するとは。
歴史上のヒーローに会いに来たハズの子供、めちゃくちゃ泣いておりました。
傍らには首を大量にぶら下げて運ぶ兵士の姿も。
真正面の生首は少々グロ過ぎたので写真にはモザイクを入れてあります。
一方でこの「リアルさ」が美化されつつある戦争に対する教訓であるかもしれません。
8,000人を超える戦死者が出たとも伝えられる関ケ原の戦い。
決して東軍の「勝利」などという美しい終わりではなく、負の側面も後世に残していくという使命もあるのでしょう。
子供に対しても容赦ありません。
関係ない武田信玄
生首を眺める徳川家康には驚きましたが、続けて他の武将を見ていきましょう。
威勢よく味方を鼓舞する人物は西軍の大将・石田三成。
敗戦後は処刑されてしまいましたが、豊臣家の意志を継いで勇敢に戦いました。
戦局のカギを握った小早川秀秋の陣営もあります。
当初は西軍ながら戦の最中で東軍へと寝返り、東軍勝利の契機を作りました。
また甲斐の虎・武田信玄の姿もあります。
武田信玄は…、武田信玄!?
武田信玄は関ケ原の戦いに関係ないどころか、何年も前に病死しています。
よく見ると看板には「武田信玄の亡霊」と書かれており、合戦を止めるために天国から降りてきた様子。
もはや何でもアリです。
誰が参戦しているかわからないカオスな戦場こそが関ケ原ウォーランドの魅力。
歴史的にも珍スポット的にも面白い岐阜随一の観光地。
ぜひ立ち寄ってみては。