岐阜のレトロ商店街
こんにちは!ハリボーです。
私の知人には「レトロなものが大好き」という方が多いです。
街並み、車、小物…。新しいモノがドンドン増える世の中ですが、古いモノには古いモノにしかない魅力があります。
コンピュータで何でもできる現代と違い、昔の人が知恵を絞って作られたモノには心を打たれます。
そんなレトロ好きにとって楽園ともいえる商店街が岐阜駅の目の前にあります。
昭和の岐阜を支えた一大産業「繊維」のまち、問屋街です。
岐阜繊維問屋町とは
繊維問屋街とはその名の通り服の販売店が立ち並ぶ商店街です。
昭和20年代から岐阜のファッション事業が全国的に広まり、岐阜を代表する産業として発展していきました。
アクセス
JR岐阜駅のすぐ北側にあります。
わずか徒歩2分です。
岐阜繊維問屋街を歩いてみよう
かつてアパレル店が大繁盛した繊維問屋街ですが、令和5年現在ではすっかりシャッター商店街に。
普通に歩けば営業中のブティックが数件見つかる程度。
地域課題としては深刻ですが、昭和レトロ好きとしては寂れた雰囲気が魅力的に感じます。
「ファッションストリート」と名付けられた問屋街の「一条通り」もご覧の通り。
観光客はもちろん、地元の方もほとんど見かけません。
人が集まらないからこそ昭和の姿を今に残しているといえます。
比較的賑わいのあった問屋街一丁目ではレインボーカラーの「OPEN」ノボリが飾ってありました。
本当にオープンしているか怪しいお店もありますが、そこがまた良い。
天井を見上げると珍しいトタン屋根のアーケードが。
老朽化が目立つものの、透明感は健在であり商店街に光を届けています。
何十年も清掃作業を続けて綺麗に保ってきたのでしょう。
問屋街の区画
実際に歩いてみるとわかるのですが、岐阜繊維問屋街は非常に広いです。
ストリートの数だけでも以下の9種類。
- 問屋町中央通り
- 一丁目
- 二丁目
- 三丁目
- 四丁目
- 一条通り
- 中問屋町
- 東二丁目
- 東三丁目
昭和レトロ好きなら全ストリートを制覇したいところ。
また、中央通りから南側に抜けると巨大なウォールアートを見ることができます。
塗装の状態から見てもわりと新しそうな近代アート。
さまざまな方法で商店街をアピールしていきたいという強い思いを感じます。
熱烈なファンがいるであろう岐阜繊維問屋街。
1キロ北にある柳ヶ瀬商店街とは一味違った魅力があります。
岐阜の栄枯盛衰を肌で感じることができます。