関市でまさかの怪獣映画
こんにちは!ハリボーです。
地域活性化の手段として自治体がローカル映画を作るケースがあります。
有名俳優を起用したり、観光スポットを映像に盛り込んだり、話題を作りやすい手法です。
私が富山県に住んでいた際にも「米騒動」が映画になったことがありました。
そんな映画化ですが、なんと関市でも制作が決定。
2025年公開予定で、テーマはなんと怪獣映画です。
主演は品性に欠けた芸風で有名(要は下ネタ)なお笑い芸人「春とヒコーキ」さん。
早くもとんでもない映画になりそうな雰囲気がプンプンします。
刃物まつりで映画キックオフイベント
映画の情報公開日は2023年10月6日。
関市最大のイベント「刃物まつり」を翌日に控えたタイミングでの発表です。
刃物まつりのメインステージに主演と監督が登壇し、一気に話題をつくる方針のようです。
以前より春とヒコーキさんのyoutubeを見ていた私は衝撃を食らいました。
「関市に春とヒコーキさん来るの!?見に行かないと!!」
というわけで7日正午、本町通りにあるメインステージへ。
ステージ周辺はとんでもない大混雑。
例年の刃物まつりより遥かに人出が多いです。
普段は人通りの少ないシャッター商店街に、これだけのファンが集まった理由はひとつ。
「春とヒコーキ」のぐんぴぃさんと土岡さんを見るためです。
「春とヒコーキ」とは?
ネットではカルト的人気を誇る「春とヒコーキ」の二人ですが、普段SNSを使わない方は初めて知ったという方も多いと思います。
本職はお笑い芸人ですが、NG級の下ネタを連発する芸風のため地上波テレビではあまり見ません。
SNSでは大人気でyoutubeの登録者は50万人を超えています。
一番左が土岡さん、真ん中がぐんぴぃさん。右端は本映画のメガホンを取る八木監督です。
ぐんぴぃさんは自らを「ネットのおもちゃ」と自虐する通り、放送コードギリギリの二つ名で有名です。
その通称こそが「バキバキ童貞」です。
上記はぐんぴぃさんが大学時代、恋愛に関する街頭インタビューで受けた「ご自身の経験は?」という質問に対する伝説の回答です。
この「バキバキ童貞」がネットミームと化して、本人の写真と共にSNSで拡散されてネット史に刻まれることに。
一躍有名となったぐんぴぃさんはお笑いの道に進むことになります。
今回の「怪獣ヤロウ」では映画初出演にして主演を務めます。
関市ではすでに大人気
まさか過ぎるキャストで既に話題を呼んでいる映画「怪獣ヤロウ」。
刃物まつりのメインステージでも、ひときわ注目を浴びていました。
司会者さんが紹介する前から「ぐんぴぃー!」「バキ童~~!!」と歓声が上がるほど。
さらに本人登場後に第一声で「どうも、バキバキ童貞です」と話した直後の拍手大喝采は狂気を感じるレベルでした。
客席には家族連れや高齢者の方もたくさん並ぶ中、初手で「童貞」というキラーワードを放ちました。
常識的に考えて昼間のファミリー向けイベントで発して良い言葉ではありません。でも面白い。
全国から集まってきたファンが密集していることもあり、トークショーは凄まじいウケ方でした。
関市でこんなにデカい笑い声を聞く機会が他にあるのか。
そんな春とヒコーキさんのyoutubeチャンネル名は「バキ童チャンネル」です。
映画「怪獣ヤロウ」とは
主演のインパクトがあまりにも強すぎて忘れがちですが、今回の映画は「怪獣映画」です。
関市役所の観光課に勤めるぐんぴぃさんが怪獣映画を撮影するために奔走するストーリーとのこと。
ゴジラが暴れる作風ではないようです。
撮影はこれから始まり、2025年度の公開を予定しています。
関市出身の八木監督と「バキ童」ぐんぴぃさんが繋がったことで実現した映画。
すでに話題を呼んでいることもあり、伝説の映画になることは間違いないでしょう。