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こんにちは!
最後に服を買ったのがいつか思い出せないくらいオシャレに疎いハリボーです。
ジーンズやパーカーなどに必ず付いている「ファスナー」は富山県にある会社が生産量世界一です。
もしファスナーの付いた服を着ている読者の方がいれば、持ち手の部分をよーく見てみてください。
おそらく「YKK」と記載があるのではないでしょうか。
YKK株式会社は富山県を拠点とする大企業です。
富山発のグローバル企業『YKK株式会社』
YKK株式会社はファスナー事業を中心として、住宅用エクステリアなども手掛ける大企業です。
本社は東京に、生産拠点は富山県にあります。
洋服、日用品から産業用品、防災用品まで生活に欠かせないファスナーはどのように作られているのか、ファスナーの聖地「YKKセンターパーク」へ行ってみました。
YKKセンターパークのアクセス
富山県黒部市にあります。
あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩15分程度です。
のどかな田園風景の中に突如現れる巨大な工場と立派な施設に驚きます。
YKKセンターパーク見学時の注意点
YKKセンターパークは企業情報も含まれますので写真撮影には注意が必要です。
撮影可能な場所は受付で教えてくれます。
本記事で取り扱っている写真は全て撮影可能な場所で撮影したものです。
縁の下の力持ち『ファスナー』の世界
YKKセンターパークではさまざまなファスナーの仕組みを学ぶことができます。
精密なもの、頑丈なもの、防水のものなど多種多様です。
ファスナーの噛み合う部分は「エレメント」と呼ばれています。
このエレメント、昔はなんと一個一個職人さんの手で取り付けられていたのです。
気の遠くなりそうな地道な作業する様子がマネキン人形で再現されています。
当然、手作業では品質もあまり良くなかったのですが、専用の機械によってファスナーは一気に品質が向上しました。
機械を初めて日本に導入したのがYKKの創始者、吉田忠雄氏です。
YKK創業者・吉田忠雄氏
吉田忠雄氏はYKKセンターパークにおけるヒーローのような存在です。
魚津市出身の吉田氏は満州事変、太平洋戦争と荒れる昭和の時代を商人として生き抜き、ファスナーの生産を始めました。
吉田氏のキーワードとなるのはYKKの経営理念である「善の循環」です。
「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」という精神のもと、社会における企業の役割を示しました。
YKKセンターパークではそんな吉田氏の生きざまを詳細に知ることができます。
起業家精神が育まれそうですね。
工場見学後はカフェで一息
見学で歩き回った後はカフェで一服。
疲れを癒す甘い飲み物が揃っています。
カフェコーナーはとても広々としていました。
住宅関連の企業ということもあり非常に立派な内装です。
施設の豪華さ、綺麗さを見ると、やはり富山県有数の大企業であることを実感します。
工場見学と博物館の両方の雰囲気を味わえる面白い場所です。
ちなみに黒部には面白い珍スポットもあります。