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農業にはビニールハウスが似合う
こんにちは!ハリボーです。
2023年の春先より家庭菜園をはじめました。
農作業経験ゼロの私ですが、組み込み系の技術力でカバーしつつ、のんびり作物を育てていきたいと思っています。
いわゆる「スマート農業」の初回はRaspberry PIを使った定点観測を実施しました。
続いてはビニールハウスを建てたいと思います。
ビニールハウスのメリット
そもそも農地にビニールハウスを建てる目的は何か。
日光は通すけど雨・風を通さない空間を作ることで、さまざまな利点が生まれます。
- 気象環境の影響を抑えられる
- 内部温度を一定に保てる
- 季節外の作物も育てることができる
農業は台風・日照りといった環境要因を受けやすいもの。
安定性の高い収穫量を見込めるビニールハウスは農家の強い味方です。
反面、初期投資やメンテナンス費用が高額というデメリットも。
こんなときこそDIY技術の出番です。
ビニールハウスを作ってみよう!
今回ハウスを建てるのはこちらの農地。
ハウスサイズは2m×2m(4㎡)程度を想定。
本格的な栽培ではなくコンセプトづくりのためのハウスなので、エリアに対して小さめです。
要するにIT農業の実験室です。
House1.0:園芸用支柱を使ってみる
なぜか大量に持て余している園芸用支柱(イボ竹)を素材に使ってみます。
以前私はコレでΦ5-8カップリングも作成しました(あまり動かなかった)。
ビニールひもで園芸用支柱を縛りつつ家の形状を目指します。
約2時間ほどで骨組みが完成。
続けて上からビニールを被せます。
ビニールを適切なサイズにカットし、養生テープで固定。
第一弾が完成しました。
かなり「あばら家」な感じが出ています。
とりあえず壊れたら改善する方針で。
リリース後に随時パッチを当てていく感覚でいきましょう。
数日後
雨で潰れました。
屋根のビニールに水が溜まり、支柱の強度が全く足りず壊れたようです。
パッチを当てた所で無理なので、一から建て直します。
House2.0:SPF木材を組み合わせて作ってみる
強度問題を解決するため、材料から変更。
30×40×180のSPF木材を1ダース用意しました。約3,500円。
屋根に水が溜まらないよう、三角形の傾斜を作ります。
SPF材を適切な形状にカット。
屋根の骨組みができました。
ここにプラダンで屋根の下地を載せます。
製作した屋根を支柱材に載せます。
耐震性能を考慮して支柱にはアンカーを接続、さらに筋交いを3面分加えています。
ビニールを被せ、目玉クリップと養生テープで固定します。
第2弾のビニールハウスが完成しました。
ココを拠点として、いろいろな作物を育てていきたいと思います。
ハウス内部にマイコンを設置し、温度管理や水分管理をおこなっていく予定です。
数日後
屋根の強度上昇により雨には耐えられるものの、強風時に「ビニールがバサバサうるさい」という問題が起きました。
目玉クリップと養生テープでは固定力が薄く、風に負けてしまうようです。
改善していきます。
続く。