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ボルトを仕分けたい
DIYを多数おこなっているとボルト類が増えてきます。
木工金工多種多様なDIYを行った結果、余ったボルト類は木工ビスと混ざって大変なことに。
整理整頓が必要です。
ボルト類を正しく揃えておくことで、余計なものを探す手間や重複するリスクが減ります。
今回は2S活動に役立つ「ボルト仕分け治具」を作ってみます。
ボルト仕分け治具の設計
導入したばかりの3Dプリンター「KP3S」を活用します。
環境構築についてはこちらの記事に記しています。
まずは治具のCADデータを作成から。
「FreeCAD」で形状を作っていきます。
文字の部分はひとつひとつ座標を指定して書き込みました。
もっと効率的な方法がある気がするのですが、FreeCAD初心者ゆえの力技です。
ボルト仕分け治具のSTLファイル
3Dデータが完成しました。
STLファイルを公開しますので、どうぞご利用ください。
ボルトサイズは8種類(M2、M2.5、M3、M4、M5、M6、M8、M10)に対応。
長さは最大65ミリまで測定可能です。
3Dスライスデータの作成
続いて3Dプリンター用のスライスデータを作成します。
計算結果は約2時間弱で出力可能。
3Dプリンターで印刷
さっそく3Dプリンターを動作させます。
出力部を215度まで加熱し、出力開始。
ちょっと最初だけ「もやもや」が生まれましたが、まあ誤差範囲ということで。
後から炙ってなんとかします。
ボルト仕分け治具が完成!
約2時間後、ボルト仕分け治具が完成しました。
細かすぎるかと心配していた文字の部分も、ちゃんと読めます。
さっそく適当なボルトを仕分けてみましょう。
試しに手に取ったボルトをM6に指してみると、いい感じの手応えで通過。
わずかに大きめの直径6.1ミリに設定が功を奏し、絶妙な通り具合に。
ただし、M2の穴は「もやもや」が発生した影響か、嵌め合いがキツめ。
ドリルを通す手もありますが、何回か使っているうちに自然と良いサイズに収まりそうです。
さらに端部のスケールでボルトを当てれば長さの測定が可能。
長さ30ミリであることが瞬間的にわかります。
ボルトはM2からM10まで8種類が仕分けできます。
ナットも規格品であれば判別が可能。
整理整頓に役立つアイテムが作れました。