カーテンレールを修理する
古くなったカーテンはだんだん滑りが悪くなってきます。
引っ掛かってうまく動かないからといって、無理に強く引っ張ると余計に動かなくなってしまうものです。
カーテンレールのスライダー部分にあたるパーツはランナーと呼ばれ、ここが摩耗または破損することで動きが悪くなります。
まれにレール本体が破損していることもありますが、ランナーは樹脂製、レールは軽金属製が多いため、壊れやすいのはランナー側でしょう。
ランナーさえ交換してしまえば、カーテンレールの滑りは復活します。
今回は動かなくなったカーテンレールのランナー交換をしてみました。
カーテンのランナー交換
ランナーの種類
カーテンのランナーには主に2種類があります。
マグネットランナーと呼ばれる中央でくっつく1組のランナーと、滑車ランナーと呼ばれる基本的なランナーです。
ランナーの交換方法
マグネットランナーを交換する場合は、カーテンレールの端部を取り外すか、端部が外せない場合はレール本体を一度取り外す必要があります。
後入れ式の滑車ランナーを交換する場合は、カーテンレールを動かさなくてもランナー単体で交換が可能です。
どこまで取り外しが必要か、何を交換すべきかはカーテンの種類や取付場所によって異なります。
実際に交換してみた
今回は中央部のマグネットランナーも交換が必要だったため、カーテンレールの端部を取り外してランナーをすべて取り出します。
まずは作業しやすいようにカーテンを外しておきます。
フックを外すことでランナーを自由に動かせるようにします。
端部には樹脂のキャップが取り付けられていますので、ネジを外してキャップを外します。
使われていたランナーの破損具合は新品と比べて一目瞭然です。
キャスター部分が無くなっているものもあります。
新品のランナーを端部から順番にレールに取り付け、キャップをビス止めします。
このとき入れるランナーの数量を間違えると修正が面倒なので、数量をしっかりカウントしながら交換します。
ランナーにカーテンをフック留めしたら作業完了です。
レールの滑りが復活しました。
引っ掛かることもなくスムーズに開閉可能です。
ランナーは1個でも破損すると、負荷が集中してどんどん滑りが悪くなります。
何十年も使えるものではないので、消耗品と受け止めて交換する必要があります。