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こんにちは!ハリボーです。
岐阜県民にとって大切な交通手段といえば名古屋鉄道。通称『名鉄』です。
100年以上の歴史を誇る名鉄は鉄道ファンが愛する多数のスポットがあります。
雄大な木曽川に架かる『犬山橋』もそのひとつ。
鉄道ファンに人気のスポット『犬山橋』とは
犬山橋は名鉄犬山線の犬山遊園駅と新鵜沼駅の間に位置する鉄橋です。
岐阜県各務原市と愛知県犬山市は川幅の広い木曽川によって分断されています。
橋の数が限られていることから、犬山橋は多数の車両が通過する交通の要所となっています。
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犬山橋のアクセス
名鉄犬山遊園駅、新鵜沼駅からそれぞれ徒歩3分程度の位置にあります。
JR岐阜駅からは車で約50分、名鉄電車で約40分です。
関駅からは車で約35分です。
犬山橋の基本情報
犬山橋の基本情報は以下の通りです。
- 鉄橋の形式:トラス橋
- 鉄橋の全長:223メートル
- 鉄橋の幅:16メートル
上記は「鉄道側」の犬山橋の情報です。
犬山橋は鉄道橋と道路橋に分かれており、両方共に「犬山橋」と呼ばれます。
歴史を紐解くと、かつて犬山橋は鉄道用と道路用が一体化していました。
全国的にも珍しい『鉄道道路併用橋』として運用されていたのです。
かつて犬山橋は『鉄道道路併用橋』だった
犬山橋の開通は昭和元年(1926年)のこと。
それまで鵜沼村と犬山町との間には渡し船が運行されていましたが、利用者の増加に伴って架橋の検討がはじまります。
当時の名古屋電気鉄道(のちの名古屋鉄道)が「鉄道と道路の共用」という条件のもとで施工認可。
犬山橋は貴重な鉄道道路併用橋として開通しました。
鉄道道路併用橋が抱える接触事故のリスク
最盛期の犬山橋は幅わずか16メートルに複線の電車と大量の自動車が往来する大動脈。
常時電車の真横スレスレを自動車が行き交いました。
必然的に電車と自動車の接触事故が多発。
後に電車は橋上では25キロ制限を設けたものの、車両の大型化といった時代の流れに逆らえず。
2000年に道路と歩道を移設して旧橋を鉄道専用に移行しました。
こちらの写真は現在の犬山橋を犬山遊園駅側から撮ったものです。
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両側に道路が敷設されていた跡が残っています。
写真の線路幅から考えても、かなり当時の道路が狭かったことがよく分かります。
犬山橋とツインブリッジ
2001年に道路橋が完成し、犬山橋は鉄道専用と道路専用に分かれました。
道路側の橋は同じ犬山橋ですが「ツインブリッジ」という愛称で呼ばれます。
鉄道側は三角構造の「トラス橋」ですが、道路側は「桁橋」と構造も異なります。
旧橋は鉄道専用となったことで速度制限は解除され、名鉄電車の通行可能本数は大幅に増加しました。
現在の犬山橋をいろいろな角度から見てみよう
かつては電車と自動車が共存した犬山橋。
鉄道側の橋には市民の足を支えた雄大な鉄橋の名残を感じます。
犬山橋は今でもフォトジェニックなスポットとして写真好きや鉄道好きの間で大人気。
私も徒歩でぐるりと犬山橋を回りながら写真を撮ってみました。
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当然ですが線路内は立入禁止なので、踏切の外側などで撮影しています。
撮り鉄はルール厳守が何よりも大切です。
橋下の木曽川鵜飼乗り場から見上げる犬山橋
なかなか面白い構図となった真下からの犬山橋。
列車が通過した際に大きく揺れます。
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大部分の塗装は塗り直されて綺麗になっていますが、犬山橋は築100年の古い鉄橋。
錆や腐食などで年季がしっかり刻まれています。
一方で隣の道路専用橋はまだ築20年と若いです。
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付近には木曽川鵜飼の乗り場があります。
時期によっては船で橋の下を通ることもできます。
犬山橋から眺める国宝犬山城
犬山といえば有名なのが国宝の犬山城です。
天守が国宝指定されているのは姫路城・松本城・彦根城・松江城と犬山城の5ヵ所のみ。
木曽川沿いに構える優美な姿は多くの観光客を魅了します。
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時間帯の都合で犬山橋から見るとちょっと逆光気味。
ひとつ西側にある犬山頭首工ライン大橋から眺めると綺麗に写りました。
犬山城と犬山橋のコラボレーションはまさに絶景。
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真ん中には観覧車が写り込んでいます。
日本モンキーパークの大観覧車です。
やっぱり犬山城は素晴らしい。
写真映えスポットがあふれる犬山橋エリアをぜひ訪れてみては。
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