柳ヶ瀬商店街とは
こんにちは!ハリボーです。
岐阜市の名所といえば「岐阜城」や「金の信長像」などがあります。
さらに「柳ヶ瀬商店街」も古くから存在する岐阜の見どころのひとつ。
しかし昔の商店街全盛期とは異なり、現代では人がいない閑散としたイメージも。
どの店もシャッターが閉まった昭和の商店街。
そんな厳しい環境だからこそ、輝く魅力もあるものです。
柳ヶ瀬商店街はレトロ好きや廃墟好きにはたまらない、岐阜随一のディープスポットなのです。
アクセス
岐阜市の中心部にあります。
JR岐阜駅から北に約1.5キロ。
柳ヶ瀬商店街の歴史
柳ヶ瀬商店街は昭和期に栄えた中部地方有数の繁華街です。
昭和初期~中期にかけて百貨店や劇場などの商業施設が次々と展開。
高島屋を中心に東西に延びる500メートルほどのメインストリートが形成されました。
昭和41年には美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」が大ヒットするなど、全国的な知名度も増加。
その後平成に入ると郊外型商業施設が次々と台頭し、徐々に商店街が空洞化します。
ゆるキャラブーム時に段ボール箱の頭部を持つ衝撃的な非公式キャラクター「やなな」が話題を作りますが、5年ほどで引退。
令和5年現在、大型商業施設は高島屋を除いて全て撤退。
メインストリートはすっかりシャッター通りと化しました。
大局的に見れば時代の波に流されてきた柳ヶ瀬商店街ですが、まだまだ頑張っているお店もたくさんあります。
古い建物をリノベーションした居酒屋やカフェなど、オシャレな憩いの場も多数保有。
岐阜駅から約1.5キロという立地の良さもあり、通りには若い方も多く見かけます。
ガチャガチャのお店が元気だったり、カフェの中には結構な人が入っていたり。
柳ヶ瀬商店街は決して暗い要素ばかりではありません。
お祭りなどのイベントが定期的に開催されたり、レトロなお店を市が積極的にPRしたりと、衰退を悲観している印象はあまり無いようです。
廃墟が魅力の柳ヶ瀬センター
長い歴史を持つ柳ヶ瀬ならではの魅力といえば「廃墟」です。
マニア以外の方もぜひ訪れて頂きたいのが「柳ヶ瀬センター」という細い裏通り。
狭いエリアに高い密度でスナックなどのお店が並びます。
バブル期はきっと肩がぶつかるほど人通りが凄かったことでしょう。
柳ヶ瀬センターの中でも注目すべきは北東の建物。
壁面が完全に崩れ落ちた見事な廃墟があります。
もはや芸術的ともいえる崩落ぶり。
内部構造までハッキリ分かる美しい姿からは感動すら覚えます。
海外のスラム街を彷彿とさせる大迫力の廃墟は一見の価値があります。
大人向けのディープスポットも
柳ヶ瀬が発展した理由の一つに劇場があります。
まだ娯楽が少なかった時代、シアターなどの劇場は多くの人々を魅了しました。
現在でも芝居やプロレスなどの興業がおこなわれています。
※ここから18歳以上限定の内容を含みます。
そんな柳ヶ瀬には裏の顔もあります。
西の端のエリアにはいわゆる大人向けの劇場も存在し、安定した経済活動を支え続けています。
その代表格が「まさご座」です。
まさご座のために日本各地からやって来る観光客も多いです。
ディープスポットといえばココ!という方もいるでしょう。
もちろん大人向けのお店ですので、18歳未満の方はご遠慮ください。
9月20日放映の「水曜日のダウンタウン」では、「キングオブシャッター商店街」などと特集されてしまった柳ヶ瀬。
自虐的ながらもPRを続け、時代のうねりを受けながらも進み続ける商店街の姿をぜひ見に来てはいかがでしょうか。