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こんにちは!ハリボーです。
日本には多くの城がありますが、山にそびえ立つ山城の代表と言えば岐阜城です。
戦国時代の城主は織田信長という歴史的にも主要な城のひとつ。
現在の金華山は標高329メートルとハイキングに適した観光スポットです。
金華山を登って岐阜城へ向かうルートは多数存在しますが、観光客はロープウェイを使う登山方法が一般的。
しかし今回は健康のために自らの足で登ってみます。
金華山はアウトドア好きな方はもちろん、ルートによっては体力に自信のない方でも気軽に登ることができます。
岐阜のシンボル『金華山・岐阜城』
岐阜市の長良川沿いにそびえ立つ金華山。
戦国時代は稲葉山と呼ばれ、岐阜城は稲葉山城として斎藤家、織田家によって統治されていました。
岐阜城のアクセス
岐阜県岐阜市、岐阜公園から岐阜城へのアクセスが可能です。
JR岐阜駅からは車で10分、岐阜バスなら「長良橋行き」乗車約15分です。
関駅からは車で約30分です。
岐阜城の営業時間
年中無休。
営業時間は以下ですが、HPによると開館は当面の間「午前9時30分」との記載。
3月16日~5月11日 午前9時30分~午後5時30分
5月12日~10月16日 午前8時30分~午後5時30分
10月17日~3月15日 午前9時30分~午後4時30分
岐阜城の入場料
岐阜城内の入場料は大人200円。
ロープウェイを利用する場合は往復1,100円です。
岐阜城への登山ルート
歩き尽くしの旅の起点は岐阜公園。
若き日の織田信長像が岐阜公園のシンボルです。
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金華山の山頂には岐阜城の天守閣が見えます。
登山前にまずはルート確認から。
こちらが金華山登山道の案内図です。
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案内図によると岐阜公園から岐阜城へ向かうルートは4本。
- 七曲り登山道…初心者向け
- 百曲り登山道…初級者向け
- 水手道(めい想の小径)…初心者向け
- 馬の背登山道…上級者向け急傾斜あり
私は迷わず最難関の上級者向けコース『馬の背登山道』を選択。
このために1万2千円のトレッキングシューズを履いているのです。
登山前に食事もガッツリ摂ってエネルギーも満タン。
天候はやや曇りで日差しも弱め。
最高のコンディションで臨みます。
『馬の背遊歩道』で登山開始!
今回挑戦する「馬の背登山道」は途中まで「めい想の小径」を経由します。
岐阜公園奥手にある階段から「めい想の小径」へ進みます。
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「めい想の小径」はなだらかな階段や傾斜が続き、サクサク進めます。
5分足らずで馬の背登山道との分岐点に到着しました。
案内図では岐阜城まで約1.1キロ、徒歩40分との記載がありましたが、良いペースで進んでいるので20分もあれば辿り着くのではないでしょうか。
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と、油断も束の間。
よく見ると馬の背登山道方面の看板に注意書きが。
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「老人・幼児には無理です。」
赤い文字で語気強めに明記されているところを見ると、過去に立ち往生して救助された方がいるのでしょうか。
「健脚向き」との記載も。
装備や体調状態を再確認し、いざ登ります。
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なかなか険しい道になってきました。
分岐を過ぎてから直ぐに急斜面が続きます。
まさに「馬の背」のような傾斜のキツさ。
バランスを崩したら一直線に滑り落ちてしまうので、三点接地も用いながら慎重に歩を進めます。
振り返るとそれなりの怖さ。
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ロープが張られているのでルートを間違える心配はありません。
足元の岩や木の根っこでかなり凹凸が激しい道のり。
踏み外さないようにゆっくり、休憩を挟みつつ登ります。
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急斜面と格闘すること約30分。
ようやく石垣が見えたと思えば、目的地の岐阜城が突如として出現しました。
標高329メートルの金華山、馬の背ルートを制覇です。
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かなり体力が必要な登山道でした。
距離は短いですが履き慣れた靴などの充分な装備が必要なルートといえます。
ちなみに頂上広場近くには自販機コーナーもありました。
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缶一本200円です。
山の頂上に自販機があることも、その価格も含めて観光スポットという感じです。
岐阜城から眺める美濃の街並み
せっかく登ったので、天守閣から城下を眺めたいと思います。
入場料200円を支払い城内へ。
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天守閣は1956年に鉄筋コンクリートで再建された模擬天守。
城内1階~3階は織田信長や斎藤道三といった城主を紹介するパネルが並びます。
4階からは山城ならではの絶景が楽しめます。
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北側を見下ろすと清流長良川の美しい景色が。
JR岐阜駅方向の南側は岐阜の市街地が広がります。
織田信長による独自の経済政策「楽市楽座」が行われた美濃の国のロマンを感じます。
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絶景を独り占めし、気分はまさに大名です。
これぞ山城の魅力。
岐阜城資料館を見学
続いて併設されている岐阜城資料館を回ります。
資料館の料金は岐阜城の入場券に含まれます。
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岐阜城内と同様に斎藤道三、織田信長の紹介がメイン。
斎藤道三の復元人形がイケメンすぎる。
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大河ドラマ「麒麟がくる」の本木雅弘さんがモデルになっているようです。
こちらの復元人形は織田信長。
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織田信長の方が斎藤道三より老けて見えるのが凄く違和感。
実際は親子の年齢差があるはずですが。
百曲り登山道で下山
岐阜城を満喫した後は「百曲り登山道」で下山します。
帰りに傾斜の激しい「馬の背登山道」を通ると転げ落ちそうだったので別ルートを選択しました。
途中でロープウェイの山頂駅を通過します。
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ロープウェイ山頂駅から岐阜城天守閣まで、それなりに距離があります。
従って岐阜城を訪れる際は結局なんだかんだ歩くことになります。
ロープウェイ乗り場の向かい側には「リス村」が。
夏休み期間ということで家族連れで賑わっていました。
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「百曲り登山道」は名前の通り曲がりくねった登山道。
傾斜は比較的緩やかで難所も少なく歩きやすいです。
ルートは綺麗に整備されていて迷う心配もありません。
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適度なレベルの登山道ゆえか、家族連れなど多数の登山客とすれ違いました。
行きの「馬の背登山道」は誰一人すれ違いませんでした。
軽快に下ること約15分。
岐阜公園南側の登山道入り口に到着しました。
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岐阜公園から「馬の背登山道~岐阜城~百曲り登山道」と通ってグルっと一周しました。
見どころを多く回って金華山を満喫。
まだ体力に余裕があるのでもう少し歩いてみます。
続けて金華山南側に立つ「金華山展望台」を目指します。
金華山展望台からの岐阜城を見たい
岐阜公園から南へ2キロ、粕森公園が第二の出発地です。
公園内には巨大な螺旋階段が。
この螺旋階段こそが遊歩道の入口であり、金華山展望台へのルートです。
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粕森公園から登山開始!
螺旋階段を上って登山道を進みます。
階段を登り切った直後に大きな石垣が見えてきました。
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石垣の正体は瑞龍寺山頂遺跡です。
堅牢な石垣は一部も崩れることなくドッシリと構えています。
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瑞龍寺跡を過ぎると石畳の道が出現。
綺麗に舗装されているので歩きやすいです。
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水道山展望台から眺める岐阜城
粕森公園から歩くこと約15分。
大きなコンクリートの建物が見えてきました。
金華山の南端にある水道山展望台です。
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水道山展望台からは岐阜市南側の綺麗な景色が楽しめます。
眼下すぐに徹明町の街並みが見えます。
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北側を眺めると岐阜城がチラッと見えました。
距離にして2キロ程度。
かなり小さく見えます。
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金華山展望台から眺める街並み
水道山展望台からさらに進み、金華山展望台へと向かいます。
舗装された道を進むこと約10分。
崖から飛び出たような形状の金華山展望台に到着しました。
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南側を眺めると水道山展望台とその隣の電波塔が確認できます。
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西側を見下ろすと清流長良川の絶景が。
真下に見える大きな施設は鶯谷中学校です。
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あらゆる角度から金華山と岐阜の街並みを満喫しました。
歩数にして約2万歩ほどの歩き尽くしの旅でした。
織田信長が愛した美濃のまちと稲葉山。
岐阜を代表する絶景をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
靴底は厚めの装備を推奨します。