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こんにちは!ハリボーです。
地学が好きな方でなくても楽しめるのが日中の天体ショー、日食です。
2020年6月21日は日本全国で部分日食を見ることができます。
日食を観察しよう!
富山県において日食当日は16時8分から欠けはじめ、17時8分ごろが最も欠けます。
最大食分は0.473と、太陽の約半分が月に覆い隠されることになります。
次回の日食は10年後という貴重な天体ショーです。
どうやって日食を観察するの?
絶対に直接見てはいけない!
間違っても肉眼で直接太陽を見てはいけません。
網膜に強烈なダメージを残すおそれがあります。
一般的なサングラスも厳禁です。
『日食グラス』を購入する
専用の日食グラスを用いるのが一般的な観察方法です。
普通のサングラスをはるかに超える観察能力を持ちます。
日食グラスは紫外線、赤外線の透過率が桁違いに優れています。
通販サイトはもちろん100均などでも購入可能です。
普段使いするモノではないので、レンズの部分だけ機能がしっかりしていればフレームは何でも良いです。
『ピンホール』を活用する
すぐに買い物に行けなくても、お手軽に観察する方法があります。
ピンホールを活用した日食の観察方法は、紙に穴を空けるだけ。
ピンホールカメラの要領で太陽光を投影させて観察します。
キリなどでできるだけ綺麗な真円を空けましょう。
文字やイラストの形にしても面白いです。
私もイラストを用意して待機しています。
うっかり「6.20」と記入してしまってテープで修正していますがお気になさらず。
上図のように太陽光に紙をかざしてスクリーンに投影させます。
スクリーンは綺麗な平面ならなんでも良いので、私はベランダの仕切りに投影することにしました。
部分日食の観察ログ
2020.06.21 16:35
徐々に欠けてきました。
20%ほどでしょうか。
ピンホールではギリギリ観察可能なレベルです。
2020.06.21 16:55
かなり欠けました。
三日月に近い形状です。
2020.06.21 17:08
最大食分47%に達しました。
穴のひとつひとつが綺麗な三日月の形を映し出しています。
月が太陽にしっかり覆いかぶさっているのがわかりますね。
快晴でキレイに観察できました。
太陽の直径140万キロに対し、月の直径わずか3500キロ。
約400倍もの差がある2つの天体が、地球からの距離の違いによってほとんど同じ大きさに見える。
文字通り天文学的な確率の上に成り立った奇跡による素晴らしい天体ショーこそが、日食なのです。
日食を機に地学に興味を持った方はこちらの記事もぜひご覧ください。