フランスの『オルセー美術館』とは
こんにちは!ハリボーです。
フランスの代表的な美術館といえばルーブル美術館ですが、すぐ近くにもう一つとても有名な美術館があります。
オルセー美術館です。
19世紀美術専門の美術館です。
幅広くなんでも揃ったルーブルと比較すると、範囲を絞ってある分ちょっと玄人志向の印象。
美術館は駅をリノベーションした建物で、駅舎の雰囲気が残った面白い内装です。
上階から見下ろすとまさに駅そのもの。
1900年のパリ万博開催に合わせて作った旧オルセー駅の名残を感じます。
土日に訪れましたが、予約をしていなくても15分程度の待ち時間で入場できました。
フロアが5階まであり、エレベーターは両端にしかないので上下移動をするタイミングを決めておくと回りやすくなります。
ルーブル同様、写真撮影が自由なのも素晴らしい。
オルセー美術館の代表的な作品
オルセー美術館には多くの名画が展示されていますが、中でも必見は5階にあるポスト印象主義のエリア。
ゴッホ、ゴーギャンをはじめとした誰もが知る作品を見ることができます。
ルーブルほど混雑はしていないので、土日でしたがそれなりにゆっくり鑑賞することができました。
こちらはゴッホの「寝室」です。
ゴッホならではの構図やパースが面白いです。
また、有名なゴッホの「自画像」もありました。
服の模様と背景の醸し出す迫力が凄い。
じっと見ていると絵に飲み込まれそうです。
さらに近くのエリアにはゴーギャン「タヒチの女」も展示。
他にもアングルの「泉」、マネの「オランピア」などの名画があります。
ひとつひとつじっくり見て回ることができるのが嬉しいです。
尊敬する画家を訪ね損ねた話
私が今回ここに来た目的は、フランスのバルビゾン派の画家、ジャン・フランソワ・ミレーの作品を見るためです。
私がミレーの作品に惹かれたのはつい半年前に「羊の毛を刈る女」という絵画に圧倒されてからです。
富山市にある「ギャルリ・ミレー」で鑑賞しました。
というわけでやってきたのはミレーの展示室。
こちらにはミレーの代表作「落穂拾い」や、「晩鐘」などの名画が展示されています。
されている、はずでした、、。
残念ながら、ミレーのほとんどがアムステルダムに移動していました。
オランダ、アメリカの美術館を回って、オルセー美術館に絵画が戻ってくるのは2020年5月とのこと。
美術品は当然こういうこともあります。
ちゃんと調べていけばわかったことなのですが、、、
とても痛い、初歩的なミス。
それでも私はバルビゾン派自体の農村を描いた風景が好きなので、メインこそ逃したものの、とても楽しむことができました。
農村のほのぼのとした絵画はとても癒されます。
「落穂拾い」だけは悔いが残ってしまいました。
オランダまで追いかけるか、いつの日か日本に来るのを待つか。