“地獄”のテーマパーク【立山博物館 まんだら遊苑】が最高に面白い

“地獄”のテーマパーク【立山博物館 まんだら遊苑】が最高に面白い

こんにちは!珍スポット大好きなハリボーです。

富山にはいろいろな面白いスポットがありますが、その中でも熱烈なマニアがいそうな施設をご紹介します。

立山連峰のふもと「まんだら遊苑」です。

「地獄」がテーマの不思議な施設。

地獄のテーマパーク『まんだら遊苑』とは?

まんだら遊苑は「立山の自然と人間の関わり」をテーマとした公共施設である「立山博物館」のひとつです。

雄大な立山は霊山として古くから山岳信仰の対象でした。

立山博物館では「教界・聖界・遊界」という3つのゾーンで立山信仰を体験することができます。

まんだら遊苑は「遊界」ゾーンのメイン施設です。

まんだら遊苑のアクセス

立山町芦峅寺にあります。富山市街からは車で1時間程度です。

まんだら遊苑の入場料金

大人400円でした。

JAFカード提示で320円になりました。

まんだら遊苑で地獄体験

まんだら遊苑は、地界、陽の道、天界、闇の道、の4つのエリアに分かれています。

入口から順番に回って見ていきます。

恐ろし過ぎる『地界』からスタート

最初に入る地界とは「地獄」のこと。

入口からすぐの「閻魔堂」がいきなり強烈なお出迎えをしてくれます。

内部は狭く、真っ赤で悲鳴のような声が聞こえてきます。

怖いのが苦手な方はなかなか厳しいかもしれません。

見方によってはとても綺麗なので、インスタ映えを狙って写真を撮っている方々も。

閻魔堂を抜けると、針山地獄、そして三途の川が待ち構えています。

地獄の最後には「精霊橋」という常願寺川に突き出した橋があります。

先端の鐘を鳴らすことで現世に復帰できるそうです。

片持ちはり状態の橋はよく揺れます。

足元はスケスケ。

うっかりスマホを落とさないように注意が必要です。

砺波の庄川にある鯉恋の宮でもスケスケの橋がありました。

こちらの精霊橋もカップルに人気のスポットのようです。

のどかな遊歩道が広がる『陽の道』

地界を抜けると立山の自然に迎えられた天界への道が続きます。

のどかな遊歩道という印象です。

それなりに距離が長いので、夏場はちょっと暑さがしんどいです。

ところどころにある大きなカタツムリのような丸い物体は、「香観音」という道標です。

嗅ぐと立山の自然の香りがするそうです。

長い道の途中には休憩所があります。

座って休んでいると、壁に掛けられたラジオから音楽番組が。

一気に現実に引き戻されました。

華やかなアートエリア『天界』

浄土をイメージした空間で、天界窟という小さな7つの小部屋があります。

小部屋の中はそれぞれがアーティストによる芸術作品が設置されており、まるで美術館のよう。

地獄体験から一気に印象を変えた素敵な現代アートが並ぶ癒しの空間です。

光を求めて彷徨う『闇の道』

天界から現実への世界へ回帰する、真っ暗なトンネルの道です。

本当になにも見えない上に迷路のように入り組んでいます。

五感を最大に働かせる体験の場だそうです。

ちょっとしたアトラクションのような感覚です。

子どもが楽しそうにはしゃいでいました。

全国的にも珍しい「地獄」のテーマパーク。

ぜひ一度は地獄に堕ちてみてはいかがでしょうか。

まんだら遊苑周辺施設

立山博物館メイン施設『展示館』

まんだら遊苑の周辺にも霊山・立山にまつわる施設が多く立ち並びます。

立山博物館の中心的施設「展示館」では、立山信仰の世界を学ぶことができます。

立山開山の歴史、立山の地獄、女人救済の儀式などを知ることができます。

こちらは「くたべ」という立山のマスコット。

霊獣であり妖怪とのこと。

なかなか不思議なキャラクターです。

「ワンパンマン」に出てくるキャラを思い出しました。

緑の森の中に映える赤色の『布橋』

立山信仰の儀式のひとつ、女人救済の舞台となるのが布橋。

毎年9月には「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」という儀式がおこなわれ、白装束に目隠しをした女性たちが橋を渡ります。

立山は歴史的に多くの信仰が行われた土地です。

立山博物館をアミューズメント施設として楽しむのも良いですが、歴史や文化を学べる場所としても素晴らしい施設です。

富山のお土産BEST3を紹介する記事も併せてご覧ください。

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