富山の誇るアーティスト達が砺波の古民家で開催中の“Fragments2020”に行ってみた

富山の誇るアーティスト達が砺波の古民家で開催中の“Fragments2020”に行ってみた

※本イベントは2020年9月21日で終了しました。

砺波の古民家で開催中『Fragments2020』とは?

こんにちは!ハリボーです。

いつの間にか8月が終わりました。

今年は一度もお祭りがなかったので夏を過ごした気がしません。

新型コロナウイルスがまだまだ収束しないこの頃。

小規模のイベントは感染対策を行った上で徐々に開催されるようになってきました。

今回は富山市内から少し足を伸ばし、砺波で開催されている美術展「Fragments2020」を見学に行ってみました。

古民家リノベーション施設『ギャラリー無量』

古民家をリノベーションしたお洒落なギャラリーが会場です。

一部はギャラリー、一部は住居として使われているようです。

ギャラリー無量のアクセス

砺波市庄川町にあります。

入口がちょっと分かりにくいので、ナビを設定するか、公式HPにあるように「ア・ソシエすけだ」の看板を目印に向かいましょう。

駐車場は10台分程度ありました。

Fragments2020の開催期間

公式パンフレットによると開催期間は次の通りです。

2020年8月28日(金)- 9月21日(祝)

10:00 – 17:00 (※金土日祝のみ開廊)

※本イベントは終了しました。

展示会の入場料

無料でした。

Fragments2020展示作品

ギャラリー内には多くの作品があり、参加アーティストは以下の5名です。

  • 岡部俊彦
  • 小林美波
  • neutral production
  • 牧田恵実
  • 小西信英

※敬称略

全員の作品をご紹介したいところですが、長くなり過ぎるので本記事では私が特に印象に残った3作品のみ取り上げていきます。

なお、本企画展では写真撮影&アップロードは自由です。

小林美波氏の作品

ギャラリー入口からすぐのところにあるこちらの作品。

最も衝撃的かつ爆笑した作品でもあります。

素敵な赤毛と不思議な四肢を持つ女性のような作品。

こちらの女性、話しかけたら反応するのです。

頭部を激しく振動させながら返事をするという衝撃仕様。

しかし、たまたま私が訪れたタイミングでは調子が悪かったようです。

話しかけなくても勝手に奇声を上げつつ振動していました。

その光景が余りにもシュールというか、面白すぎて爆笑してしまいました。

おそらく次の日には修正されているかと思います。

「芸術ってやっぱ自由で最高!」と思わせてくれる素晴らしい作品でした。

neutral productionの作品

こちらの作品は動画でご覧ください。

暗い6畳ほどの和室の中を彩る、不規則な動きを見せる泡。

約30センチ四方の透明な立方体に包まれた綺麗な作品です。

同様のものが3種類あり、それぞれ異なる動きをします。

解説によると、こちらは水と油を使って独特の動きを表現しているそうです。

溶け合わない2つの流体によって生み出される沢山の泡と波。

なめらかな動きがなんだか心を穏やかにしてくれるような、ずっと見ていられる作品です。

牧田恵実氏の作品

牧田氏の作品はギャラリーの外にある蔵に展示されています。

「R-18」と書かれたのれんがインパクトを出しています。

下記に成人向け作品の写真を貼っておりますので、同意の上お読みください。

蔵の奥に展示されているこちらの大作。

「大なる楽観に生きる自画像(巌頭之感に捧ぐ)」というタイトルにあるように、牧田氏の自画像とのことです。

牧田氏の解説を基にまとめます。

「巌頭之感」は栃木県の華厳滝にある木に書かれた遺書のことです。

ここで投身自殺を図ったのは夏目漱石の生徒であった藤村操。

彼の与えた社会的影響は大きく、後追い自殺が続出したとのこと。

この作品には、牧田氏の「私はそうはならないぞ!」という強いメッセージが込められています。

遺書を横にしながら堂々と自分を貫く姿。

「誰に何を言われようと、私はこうやって生きていくんだ」という「強さ」を感じることができます。

そんなことを考えているうちに作品の人がめちゃくちゃカッコよく見えてきました。全裸なのに。

ご解説いただいたアーティスト、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

開催期間は9月21日まで。

少しでも興味を持った人はお見逃しなく。

本サイトでは不定期的に富山のイベント情報を更新しています。

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