こんにちは!ハリボーです。
地域の伝統文化といえばお祭りや食文化、そして妖怪。
怪奇現象を起こす不思議な能力を持った人知を超える存在として、妖怪は多くの地方で言い伝えが残っています。
天狗も代表的な妖怪のひとつ。
日本一といわれる巨大天狗像が岐阜県美濃加茂市に存在するとの噂を聞いたので行ってみました。
日本一の『古井の天狗山』とは
大迫力で噂の天狗が住んでいるのは古井の天狗山。
「古井」は難読地名で「こび」と呼びます。「ふるい」ではありません。
飛騨川のすぐ脇にあり、近くには神秘的な離れ小島の小山観音も。
古井の天狗山のアクセス
天狗山は岐阜県美濃加茂市森山町にあります。
JR高山本線の古井駅から約500メートル、徒歩10分。
JR岐阜駅からは車で約45分。
関駅からは約25分です。
古井の天狗山の営業時間
年中無休。
営業時間は9:00~17:00です。
古井の天狗山を登ってみた
美濃加茂市から下呂方面へ向かう県道371号線に「天狗山」の看板を発見。
飛騨川に架かる「青柳大橋」の向かい側です。
さっそく看板近くにある斜面から登ってみます。
ちょっと草が生い茂っているのが気になります。
参考にされる方のために前述しておくと、本記事で通ったルートは間違っています。
後述の整備されたルートを通ることをオススメします。
悲惨な目に遭います。
登山道はなかなか急斜面で蜘蛛の巣だらけ。
巣まみれになりながら登ります。
道中には倒木も。
最近は誰一人通っていない様子。
ルートが間違っている気がしてならなかったのですが、途中まで登ってしまったので登り切ります。
足元がだいぶ悪い中、約10分ほどで鳥居まで辿り着きました。
天狗山のマップを発見。
どうやら『南参道』という厳しいルートを選択してしまったようでした。
駐車場側の『北参道』を通ればきちんと整備されていました。
とりあえず神殿へ向かいます。
鈴が3つ並んだ立派な神殿…ですが閉じているようです。
付近にある売店『天狗茶屋』も閉まっています。
取材日は月曜日のお昼頃。
マップだと年中無休だったのですが…。
施設のメインらしき『神教殿』も閉鎖中。
なんなら駐車場に自動車が一台も停まっていません。
人の気配が皆無の神社に来てしまいました。
高さ12メートルの大天狗
施設がことごとく閉じており、天狗が見れずに帰るのか…と諦めかけたとき。
駐車場の奥に巨大な銅像を発見。
今回最も見たかった巨大天狗像は施設の外にあり、年中無休で鑑賞可能なようです。
真下まで近づいてみると迫力がよく伝わります。
鼻が長い。
顔が結構リアルな感じで、眼力が凄いです。
子供が泣くかもしれません。
高さ12メートルは日本一を誇ります。
天狗は神様のお使い役。
人々に凶事を知らせるなど重要な役割を担いますが、この古井の天狗山のように天狗愛に満ちた神社も珍しいかもしれません。
大天狗像の付近は『天狗山庭園』が広がっており、散策することができます。
とりあえず南参道の件で森林散策は既にお腹いっぱい。
さっさと北参道から撤収しました。
今回は美濃加茂市の古井の天狗山を紹介しました。
例年10月には『荒薙教大祭』というお祭りが開催され、多くの人が訪れるようです。
記事の途中ではスルーしましたが、境内には大小の天狗像が散らばっていて面白いです。
本サイトでは岐阜県の珍スポットを紹介しています。