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こんにちは!ハリボーです。
珍スポット巡りが大好きな私ですが、情報収集はいつもGoogleMapを使っています。
なんとなく行きたいエリアを決めつつ、観光スポットやマップ上で気になる所を調べては回っています。
先日、美濃加茂市のマップを眺めていたら気になる場所を見つけました。
発見したのは川に浮かぶ島。細い橋が架かっていて歩いて渡れそうです。
これは行くしかありません。
飛騨川に浮かぶ「小山観音」とは
目的地は小山観音。
飛騨川と木曽川の合流地点すぐ近くです。
県道350号線に架かる橋から南方を眺めると、確かに川に浮かぶ島が見えました。
島の内部には小山観音、橋の入口付近には小山寺があります。
橋の手前側には50台の駐車場が完備。
アクセス
岐阜県美濃加茂市下米田町にあります。
JR高山本線の古井駅より東に1キロ、徒歩10分。
JR岐阜駅からは車で50分、関駅からは30分程度です。
営業時間
公式サイトで確認したところ営業時間・定休日は記載無し。
いつでも橋を渡って参拝可能なようです。
小山観音を参拝してみた
まずは島に架かる橋のたもとへ向かいます。
「かんおん橋」を渡って小島へ
橋の名前は「かんおん橋」です。
広々とした飛騨川に架かる雄大な石橋。
2022年8月現在、橋は一部が工事中。
完全閉鎖ではなく、左端のみ通ることができます。
渡る途中で強い風が吹いてきました。
遮るものが何もないので橋の上は強風が吹き抜けます。
波打つ川面とはためくのぼり旗が神秘的な雰囲気を醸し出します。
できたてピカピカの釣鐘小屋
約50メートル程度の「かんのん橋」を渡り終えて目的地の小山観音に到着。
橋と同様に島内も一部が工事中です。
釣鐘小屋がピッカピカの新品に。
まだ未完成のようで三角コーンに囲まれていました。
木材の色が新しすぎて年季ある釣鐘とのコントラストが凄いです。
釣鐘の右側には小山観音のメイン施設となる観音堂が。
馬頭観音(ばとうかんのん)が祀られています。
無病息災、道中安全、子授けの本尊としても人々の信仰を集めている小山観音。
私はこのごろ頭痛が気になるので、撫で仏薬師如来像の頭部をさすっておきました。
小山観音の不思議な地形
飛騨川に浮かぶ岩石の島に建てられた小山観音。
元々は陸続きの岩山でしたが、下流側の木曽川に今渡ダムが建設されると周囲が水没して島になってしまったとのこと。
今渡ダムの建設着手が1936年、孤島になった岩山に「かんおん橋」が架かったのが1938年のことです。
川に浮かぶ島はダムによる増水が起因していました。
今渡ダムを含め27ものダムを有する中部地方最長の河川、木曽川。
支流の飛騨川にも島ができるほどの大規模な水の恵みをもたらしています。
小山寺を拝観
橋を渡って戻ってきた後は小山寺を拝観。
小山観音は「こやまかんのん」と呼びますが、小山寺は「しょうざんじ」と呼ばれています。
周辺には「小山公園」「小山会館」など多数の施設があります。
飛騨川の大自然についてはこちらの記事でも取り上げています。