目次
浦島太郎伝説が岐阜に!?
こんにちは!珍スポット大好きなハリボーです。
岐阜県には関ケ原にある歴史テーマパークなど、人形を用いたヘンテコ施設が多いです。
県南部、輪之内町のとある公園もそのひとつ。
巨大な浦島太郎がいるという「乙姫公園」はまさしく珍スポット中の珍スポット。
海のない岐阜県において、なぜ浦島太郎に着目したのか、大きな謎が眠ります。
さっそく調査に行ってみます。
乙姫公園に行ってみた
乙姫公園があるのは輪之内町。
揖斐川と長良川に囲まれた「輪中」が特徴的な街です。
輪中とは水害対策のために一帯を堤防で囲んだ中にある集落のことです。
アクセス
岐阜県安八郡之内町海松新田にあります。
岐阜駅からは車で約50分です。
乙姫公園の外観
川沿いの道を進み、最初に見えてくるのは長く連なった真っ赤な鳥居。
隣にはレトロな電話ボックスもあり、入口付近は昔ながらの神社といった雰囲気です。
右端にデカいツルがいる点を除いて。
鳥居の右隣には3メートルはあろうかという巨大な浦島太郎が。
ウミガメと波の一部まで再現されています。
さらに浦島太郎が見つめる先は公園の池。
池の中には10メートルを超える巨大な乙姫が待ち構えています。
全体の構図は「助けたカメに連れられて竜宮城へ向かう最中」といったところ。
乙姫がやたらデカいのは構図のバランスを取るためでしょうか。
公園の見どころ
乙姫公園は規模としては小さいものの、いろいろな見どころがあります。
珍スポット好きなら押さえておきたいポイントを紹介します。
なんともいえない表情
まずは浦島&乙姫の表情です。
感動的な出会いというシチュエーションのハズですが、喜びの欠片も無い無表情。
「あら…どういったご用件で?」などと言いたげ。
実はあまり歓迎していないのかもしれません。
※筆者の個人的な感想です。
浦島&乙姫以外にも多数の像
乙姫公園には多数の動物の像が点在します。
鳥居の奥には竜をモチーフにした彫刻が。
浦島や乙姫とは違い、石像ゆえに迫力を感じます。
また、浦島の隣には背の高いツルの像が。
高さは5メートルほどでしょうか。
実在・架空問わずさまざまな動物が揃っています。
隠れている小さい動物を探すのも面白そうです。
乙姫ポスト
池のほとりには懐かしの郵便ポストが。
「乙姫ポスト」と書かれており、自治体によって管理されています。
通常のポストではなく、乙姫宛に送る手紙専用のポストです。
投函すると輪之内町のホームページにお返事が公開されるようです。
なぜ海なし県に浦島太郎なのか
浦島太郎伝説とは縁のなさそうな海なし県に、なぜ乙姫公園があるのか。
調べてみると輪之内町に伝わる「大榑川(おおぐれがわ)の竜宮」という伝説が起源のようです。
釣りの最中に川に引きずり込まれてしまった若者が、川の中で美しい女性に出会い、陸に戻れたという逸話。
地域の伝説と日本古来の昔話が合わさって生まれたのが乙姫公園です。
岐阜にはまだまだ未知の珍スポットが眠っています。
地道に開拓して行きますので、どうぞよろしくお願いします。