『五郎丸ポーズ』の仏像が大人気!図らずもラグビーブームの時流に乗った岐阜県関市の善光寺に行ってみた

『五郎丸ポーズ』の仏像が大人気!図らずもラグビーブームの時流に乗った岐阜県関市の善光寺に行ってみた

こんにちは。ハリボーです。

ラグビー日本代表が強豪南アフリカと素晴らしいゲームを繰り広げたのは2015年のワールドカップ。

王者を相手に白熱の戦いを見せた日本代表は34対32で勝利し『ブライトンの奇跡』を起こしました。

大番くるわせの立役者は5本のペナルティゴールを決めた五郎丸選手。

キックの前のルーティンは『五郎丸ポーズ』と呼ばれ、メディアに大きく取り上げられました。

ラグビー熱と同時に五郎丸ポーズ自体が流行し、同様のポーズをした仏像までSNSで話題になりました。

当時大人気の仏像を有するお寺こそが、岐阜県関市にある『善光寺』です。

岐阜県関市の「善光寺」とは

善光寺といえば長野市にある善光寺が有名ですが、実は同名のお寺が全国各地に100か所以上あります。

関市の善光寺は市の玄関口である関駅からも近く、関市を代表する由緒あるお寺です。

正式名称は「宗休寺」ですが通称の「関善光寺」で呼ばれることが多いです。

「五郎丸ポーズ」の仏像だけでなく、暗闇を歩く「戒壇巡り」など見どころも豊富です。

アクセス

関善光寺は岐阜県関市西日吉町にあります。

長良川鉄道の関駅からは徒歩5分。

JR岐阜駅からは自動車で約35分です。

無料駐車場は約30台。

営業時間

拝観時間は9時~17時まで。

各種祈願・供養受付時間は9時~16時です。

※2022年9月現在の情報です。

関善光寺を探索してみた

駐車場から階段を上り、広々とした善光寺の境内へ。

青空に映える本堂と大仏殿は関市が誇る素晴らしい景色です。

五郎丸ポーズの仏像「大日如来像」

まずはラグビー熱に巻き込まれる形で話題となった「五郎丸ポーズ」の仏像を見学に向かいます。

境内左手の「大日堂」と呼ばれる八角形の建物が噂の場所。

正面に大日如来像を発見。

高さ約2メートルほどの台に安置されています。

黄金に輝く神々しい姿の仏像は両手を組み合わせてご祈祷なさっています。

よく見ると人差し指の腹を合わせた独特のポーズ。

まさしくラグビー日本代表・五郎丸選手のルーティン『五郎丸ポーズ』です。

思わず真似をしたくなるポーズです。

実はこの仏像、ラグビーブームの際にご住職が自らFacebookにアップしたことで話題を広めました。

参拝者が急増した火付け役はご住職だったんですね。

戒壇巡りを体験してみた

関善光寺の魅力は五郎丸ポーズ仏像だけではありません。

暗闇を歩き回る『戒壇巡り』も大きな見どころ。

戒壇巡りとは、狭くて暗い場所を通り抜けることで穢れが祓われて生まれ変わるという修行のこと。

何も見えない暗闇を辿ることで心身を清め極楽へ往生することができるそうです。

関善光寺では日本唯一の「卍(まんじ)」戒壇巡りと呼ばれる変わった形状の暗闇の道を有します。

本堂内は撮影禁止ですので写真はありません。

完全な暗闇なので、仮に撮れたとしても真っ黒ですが…。

戒壇巡り体験は大人300円、中学生以下100円です。

「関善光寺」と書かれた白色のシールを左手の甲に貼り付けて入場します。

暗闇の中では左手にあるロープを頼りに進むのですが、シールに蛍光塗料が含まれており僅かな灯りを感じることができます。

また、戒壇巡りの途中にある錠前に触れることで幸運に恵まれるというご利益も。

結構長い暗闇ですが、挑戦してみると迷路のようでなかなか面白いです。

龍頭稲荷で商売繁盛のお願い

戒壇巡りの後は本堂の裏側にある「龍頭稲荷」へ向かいます。

和風庭園のような鳥居が特徴的な稲荷様には商売繁盛のご利益があるとのこと。

「ブログが益々人気になりますように」と祈っておきました。

重要文化財の『孫六の鐘』

安桜山の登山道方面へ進むと『孫六の鐘』があります。

刃物のまち・関市でも特に有名な刀匠「金子孫六」が鋳造したとされる半鐘。

大晦日には除夜の鐘で108回の美しい音色が街中に響き渡ります。

お賽銭1回50円で鳴らすことができます。

五郎丸ポーズの仏像がSNSで大人気となった関善光寺。

意図せずブームに乗った関市の由緒あるお寺ですが、一時の流行だけでは終わらない魅力があります。

アクセスも良好なので、関市観光のメインとして回ってみると良いでしょう。

南へ徒歩10分ほどの場所には無料で刃物の歴史を学べるフェザーミュージアムがあります。

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