ホームから温泉直結!長良川鉄道で行くとおトクな『みなみ子宝温泉駅』へ行ってみた

ホームから温泉直結!長良川鉄道で行くとおトクな『みなみ子宝温泉駅』へ行ってみた

こんにちは!ハリボーです。

私の住む岐阜県関市には長良川鉄道というローカル線があります。

美濃加茂市と郡上市を結ぶ地域の足は、長良川の景勝地を巡る観光資源としても大人気。

そんな長良川鉄道には地方ならではの一風変わった駅があります。

駅のホームと温泉施設が合体した「みなみ子宝温泉駅」です。

みなみ子宝温泉とは

駅名の「みなみ」は「南」ではなく「美並」という地名です。

かつては「美並村」として美濃市と郡上市の境目に位置していた小さな村。

2004年以降は合併により郡上市美並町になりました。

アクセス

みなみ子宝温泉駅は岐阜県郡上市美並町大原にあります。

関駅から長良川鉄道で約30分です。

営業時間

みなみ子宝温泉駅の「子宝の湯」営業時間は10:00~21:00。

火曜定休です。臨時休館等の情報は公式HPにて。

※2023年6月現在の情報です。

子宝の湯に入ってみた

みなみ子宝温泉の特徴はなんといっても「ホーム直結温泉」という点。

面白さを味わうためにも長良川鉄道で向かいます。

長良川鉄道で行くと割引券がもらえる

関駅で切符を購入し待っていると、偶然観光列車「ながら」の車両が。

長良川鉄道の車両は何が来るかランダムなので、運試し的な楽しみもあります。

車内はキレイかつゴージャスで、なんだか得した気分です。

車窓から眺める長良川を楽しみながら、約30分間の乗車。

みなみ子宝温泉駅に到着です。

降車時、運転手さんに切符を渡すと「降車証明書」がもらえました!

温泉入浴料が700円→300円と、格段におトクになります!

降車証明書は当日限り有効。

温泉のフロントで支払い時に回収されます。

快適な2種類の露天風呂

みなみ子宝温泉駅のホームはドア1枚を挟んで温泉に直結しています。

最初普通に出口かと思って自動ドアを開けたら、温泉用ロッカーと休憩室がいきなり現れてビックリしました。

さっそく温泉へ向かいます。

目玉の露天風呂は2種類あり、釜風呂と槇風呂が1週ごとに入れ替わります。

この日は釜風呂。壺風呂が大好きな私にはラッキー。

長良川沿いのロケーションを活かし、大自然の恵みを味わえる広々とした露天風呂。

ツバメの鳴き声がよく聞こえると思ったら、屋根に2つも巣がありました。

のどかな雰囲気とぬるめの温泉で、じっくりリラックスできます。

近くには大きなダミーハチの巣も吊るされており、ハチ対策も完璧です。

休憩室には信号機が

駅直結の温泉ならではの珍しい光景も。

ホーム側の出入口上部には、列車の到着を知らせる信号機があります。

北濃方面(下り)と美濃太田方面(上り)のそれぞれに信号機が並びます。

到着30分前から青色・黄色・赤色と順次点灯。

昼間は運行間隔が1時間を超えることもあり、乗り遅れたら大変ですが、信号機のおかげで未然に防げそうです。

列車を待つ間は特産品コーナーで郡上土産を選んだり、食事処でごはんを済ませたりと自由。

私は好物の山菜そばを頂きました。

安定の美味しさ。

温泉周辺の見どころ

みなみ子宝温泉駅の周辺にも面白いスポットがあります。

歩いて回れる範囲で見ていきます。

子安神社で安産祈願

子宝の湯から600メートル程南下すると「子安神社」があります。

子授け安産の守り神が宿るとのこと。

気になる方はぜひ訪れるとよいでしょう。

ちなみに子安神社自体は無人。

安産のお守りやお札などは子宝の湯にて購入できます。

日本の人口重心地

美並町は「日本まん真ん中」という変わった二つ名を持ちます。

岐阜県は地理的に日本のど真ん中ですが、詳しく人口分布を考慮すると美並が中心地に。

平成2年のデータを見てみると、正確な人口重心地は東経136度57分17秒、北緯35度37分08秒。

この地点は郡上市美並町、子安神社境内です。

子授け安産の守り神であり、さらに人口重心地でもある。

誰もいない閑散とした神社からは想像できない凄い場所です。

また、子安神社から500メートルほど南下すると長良川鉄道の八坂駅に着きます。

こちらは「日本まん真ん中の駅」という看板を掲げています。

みなみ子宝温泉駅より八坂駅の方が人口重心地に近いことから、正式など真ん中駅が八坂駅になるようです。

駅直結温泉、日本重心地とレアスポットが集中する美並町。

隠れた名所を探るローカルな鉄道旅も良いものです。

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