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岐阜を代表する城・郡上八幡城
こんにちは!ハリボーです。
岐阜県には金華山の岐阜城をはじめ、歴史的にも建築的にも重要な城が多数あります。
そのひとつが「日本最古の木造再建城」と称される郡上八幡城。
郡上市のシンボルとして美しい姿を構えています。
再建90周年を機に耐震補強工事がしばらく行われていましたが、2023年5月にリニューアルオープン。
綺麗になったばかりの白亜の豪邸を調査に行ってみました。
郡上八幡城の詳細
郡上八幡城は郡上市有形文化財に登録されています。
続日本100名城にも名前が載っています。
アクセス
東海北陸自動車道の郡上八幡インターチェンジから車で10分。
小高い丘に建てられた平山城ですので城下から天守まで徒歩20分ほど登ります。
山頂付近にも無料駐車場がありますが、山道は細いので運転の際はご注意ください。
長良川鉄道の郡上八幡駅は少し南側に離れており、市街中心部まで徒歩約20分です。
入場料
大人400円でした。
私は城下町にある郡上八幡博覧館との共通券(750円)を買いました。
郡上八幡城へ行ってみよう
城下町から天守閣へと向かいます。
城山公園にはNHK大河ドラマ「功名が辻」でおなじみの山内一豊とその妻・千代の銅像が。
千代は郡上八幡城主・遠藤盛数の娘です。
城山公園からは曲がりくねった登山道を登ります。
舗装されているので登山靴でなくとも普通の靴で充分歩けます。
ウォーキングコースとしても丁度よい距離です。
紅葉の時期は特に歩くのが楽しいです。
徐々に郡上八幡城の姿がはっきり見えてきます。
見どころ①:天守閣撮影ポイント
石垣の階段を登ると見事な撮影スポットを発見。
バックの青空が郡上八幡城の美しさを際立たせます。
石垣のカーブや色合いも芸術的です。
撮影ポイントから少し進むと入場ゲートとお土産売り場が。
門をくぐり抜けると大迫力の天守閣が目前に待ち構えます。
見どころ②:城下町を見下ろす
最上階から城下を見渡すと気分はまさしく天下人。
長良川と周囲の山に囲まれて、街並みが非常にコンパクトにまとまっていることがわかります。
このように街全体が見渡せるのは平山城の特権です。
平城では視野が狭くなり、山城だと街が遠すぎる。
郡上八幡城は景色を眺めるのにベストな位置にあるといえます。
年に数回は城の周りが雲に覆われて「天空の城」のような景観も味わえるようです。
見どころ③:リニューアル工事の名残
王道の楽しみ方もあれば、ちょっとマニアックな城の楽しみ方もあります。
郡上八幡城は「日本最古の木造再建城」という肩書を掲げています。
一方で2023年に「耐震リニューアル工事」を終えています。
アピールポイントの「木造」と「耐震工事」の2点。
それら要素が合わさった写真が下図です。
木造の柱…に見せかけて、これは鉄柱を板で囲んだ柱です。
木目をよく見れば薄板であることは一目瞭然。
貴重な建築物を地震から守りつつ、木造建築の雰囲気を壊さないための配慮といえます。
城のリニューアル工事は時に議論の題材になることも。
たいてい「昔の姿を維持しろ」派と「新しい人を呼ぶべき」派で対立しがちです。
難しい所ですが、うまくバランスを取りたいものです。
古き良き美しさとモダンなデザインが調和して良いモノが生まれることがあります。