日本の高度経済成長を支えた神岡鉱山の歴史を紡ぐ『鉱山資料館(高原郷土館)』に行ってみた

日本の高度経済成長を支えた神岡鉱山の歴史を紡ぐ『鉱山資料館(高原郷土館)』に行ってみた

こんにちは。ハリボーです。

岐阜県飛騨市の神岡町といえば神岡鉱山が有名。

三井グループが大規模採掘をおこなった全盛期には東洋一の鉱山と呼ばれるほどの資源を生み出しました。

一方で川下にある富山県に四大公害のひとつ「イタイイタイ病」の原因となった負の歴史も抱えます。

そんな神岡鉱山は2001年に閉山。現在は「鉱山資料館」が建てられ当時の記憶を宿します。

鉱山資料館を含む施設一帯「高原郷土館」を見学に行ってみました。

鉱山のまち・岐阜県飛騨市神岡町

神岡鉱山の歴史は古く、千年以上も前から鉱物が確認されていました。

1874年から三井グループが大規模採掘をはじめ、閉山までの130年で総採掘量は7,500万トンを誇りました。

亜鉛・鉛・銀など工業の発展に必要不可欠な鉱物を生んだ神岡鉱山。

最盛期の1950年代ごろは人口が膨れ上がった神岡町ですが、2001年に閉山後は減少傾向です。

鉱山跡地は「スーパーパミオカンデ」と呼ばれるニュートリノの研究施設などに活用。

科学者のロマンが詰まった施設は「道の駅スカイドーム神岡」で見学が可能です。

鉱山資料館を含む歴史施設「高原郷土館」

今回訪れたのは神岡鉱山の歴史を今に繋ぐ「鉱山資料館」です。

資料館一帯は「高原郷土館」と呼ばれる複合施設。

復建天守が綺麗な神岡城と民俗文化財の旧松葉家を見学可能です。

高原郷土館の概要

アクセス

高原郷土館は岐阜県飛騨市神岡町の中心部にあります。

道の駅スカイドーム神岡から徒歩5分。

JR岐阜駅からは東海北陸自動車道経由で約2時間20分。

関駅からは約2時間です。

営業時間

4月~11月は毎日開館。冬季は休館です。

営業時間は9:00~16:30です。

入館料

大人200円です。

複合施設(鉱山資料館・神岡城・旧松葉家)全ての共通券です。

※2022年9月現在の情報です。

鉱山資料館を見学してみた

まずは神岡鉱山の歴史を紡ぐ鉱山資料館へ。

採掘に使用した道具や実際に採れた鉱物を見学することが可能です。

エントランスには巨大な鉱石がお出迎え。

幅1メートルはあろうかという巨岩は『銅・亜鉛・鉛鉱石』との記載です。

採掘を支援した各種の機械も展示。

模型で再現された「スチールコードベルトコンベヤ」は1分間に120メートルの速さで鉱石を運び出したとの記載が。

さらに旧型削岩機も並んでいます。

日本の工業化を支えた鋼鉄の姿はRPGのアイテムに似た雰囲気が格好いいです。

白色に輝く綺麗な鉱石はなんと金銀鉱石。

価値の高い宝の山だったことがわかります。

人々に多くの恵みをもたらした神岡鉱山。

一方で鉱物に含まれたカドミウムが神通川流域に公害を与え『イタイイタイ病』を引き起こした事実は忘れてはいけません。

当時の患者は三井金属鉱業を相手に集団提訴し勝利。

現在閉山した神岡鉱山は神岡鉱業株式会社が鉱物のリサイクルをおこなっています。

三井金属鉱業が再建した『神岡城』

神岡城は戦国期に甲斐の名称・武田信玄の命によって江馬氏が築城。

「神岡城」は通称で歴史上の名称は「東町城」と呼ばれます。

江戸時代には堀や石垣のみが残りましたが、1970年に三井金属鉱業が創業100周年を記念して模擬天守を再建しました。

天守閣からは神岡の街並みを一望できます。

市内を走る高原川は富山県との県境で宮川と合流し神通川として富山湾に流れます。

神岡町に唯一現存する合掌造り『旧松葉家』

3施設を有する高原郷土館の最後は旧松葉家。

茅葺屋根が非常に立派な合掌造りの住居です。

なお合掌造りで有名な世界遺産の白川郷は西方面に約50キロ離れています。

住居内には農機具や昔の暮らしを再現した各種用具が並びます。

天井がかなり低いので身長の高い方は頭をぶつけないよう注意しましょう。

所狭しと並んだ生活用品からは当時の人々の暮らしが想像できます。

神岡の歴史を学びにぜひ高原郷土館へ

今回は飛騨市神岡町の高原郷土館を見学しました。

鉱山をはじめとした神岡を歴史を一度に学べる楽しい施設です。

3施設合わせて200円という安さも魅力。

飛騨古川を散策した後にひと足伸ばしてみるのはいかがでしょうか。

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