篝火が映し出す鵜と鵜匠の絆!岐阜県関市にある日本の伝統文化『小瀬鵜飼』を体験してみた

篝火が映し出す鵜と鵜匠の絆!岐阜県関市にある日本の伝統文化『小瀬鵜飼』を体験してみた

こんにちは!ハリボーです。

関市の伝統といえば『鵜飼』です。

鵜を使った鮎漁は鵜飼(うかい)と呼ばれ、鵜を操る職人は鵜匠(うしょう)さんと呼ばれます。

歴史ある漁法は現在、観光鵜飼として地方に残ります。

岐阜県岐阜市の長良川鵜飼が最も有名ですが、関市にも見どころのひとつとして鵜飼があります。

今回は清流長良川でおこなわれる小瀬鵜飼に行ってみました。

日本の伝統文化『鵜飼』とは

情緒あふれる鵜飼は古くから漁法としてだけでなく、遊行としても多くの人の心を掴んできました。

腰蓑や帽子などの衣装を身に纏う鵜匠さんは、1人で5~10羽ほどの鵜を巧みに操ります。

鵜舟に吊るした篝火(かがりび)は照明のほかに鮎を驚かせる役割も担い、ビックリして動きが活発になったところを鵜に捕らえられる仕組みです。

鵜の首周りには紐が結わえられており、一定サイズ以上の鮎は飲み込めないように調整されています。

鵜匠はそれを吐き出させて漁獲とします。

小瀬鵜飼の詳細情報

鵜飼は鮎が住める綺麗な河川でのみ開催される伝統行事です。

アクセス

関市小瀬で開催されるのが小瀬鵜飼です。

長良川に架かる「鮎の瀬橋」のふもとが拠点です。

JR岐阜駅からは車で約40分。

関駅からは約8分です。

開催期間

2022年は5月11日~10月15日の夕方~夜にかけて開催されます。

冬季は休業期間です。

大雨、増水などの天候不良により中止となる場合があります。

乗船料

屋形船の乗船料金は乗合と貸切によって異なります。

貸切の場合は屋形船のサイズによって金額が決まります。

乗合の場合、7~9月は大人一人3,600円、その他期間は3,400円です。

小瀬鵜飼のルート

小瀬鵜飼は鮎の瀬橋の下側からスタートし、上流へ向かいます。

関観光ホテルの東側辺りで鵜匠さんの解説を聴くことができ、続いて鵜舟と屋形船が並行して下流へと進みます。

川下りは屋形船から間近で鵜の動きが観察できる一番の見どころです。

小瀬鵜飼を体験してみた

2022年も秋が訪れたころ、念願の小瀬鵜飼にやってきました。

時刻は18時過ぎですが、辺りはすっかり暗くなっています。

手続きを済ませて18:40の乗船開始を待ちます。

乗船受付の施設には待合室やトイレも完備。

待合室内には関の観光パンフレットが並ぶほか、鵜の実物大模型も展示されていました。

真っ黒でカラスのような雰囲気です。

屋形船に乗って上流へ

いよいよ乗船開始。

20人は乗れるであろう大きな屋形船を、竹竿一本で手足のように扱う操舵手さんが格好いいです。

屋形船では予約制のお弁当サービスもあります。

各自飲み物やおつまみを持ち寄るのも自由。

美濃和紙で作られた提灯が良い情景を描いています。

鵜舟と屋形船が並行して川下り

上流で一度停船した後、鵜の準備を待ちます。

鵜匠さんの解説もあり、篝火の役割や鵜を括り付ける紐の結び方などの詳細な技術について語ってくれます。

お話の後は鵜舟が出発。

屋形船も並行して川を下り、鵜飼の様子を間近に観察することができます。

鵜匠さんによって操られる10羽近くの鵜。

次々と川に飛び込んでは魚を追います。

大量の鵜を操りながら、決して紐を絡ませずに一羽一羽をケアする鵜匠さんの技術に感服します。

揺れる船の上で動く鳥を撮影するのは難しかったです。

写真がブレまくっておりますがご容赦ください。

鵜飼に用いられる『ウミウ』

鮎の瀬橋まで下り切ったら鵜飼は終了です。

鵜に括り付けられた紐を一羽ずつ丁寧に外し、籠に入れられます。

鵜飼に用いられるのは『ウミウ』という種類で、約80センチほどの体長。

カラスより一回り大きいので近くで見ると迫力があります。

紐を外す際に綺麗に整列するウミウ達がかわいい。

後ろ姿はどこかペンギンのような雰囲気も感じます。

頑張った鵜たちにごほうび

全工程が終了した後は鵜匠さんの家で鵜の晩御飯。

お腹を空かせた鵜たちが鵜匠さんから夕食のお魚を頂きます。

こちらは見学コースに含まれておりませんので、見れたらラッキーの特別サービスです。

羽を伸ばして寛ぐ鵜たち。

よく見ると色の濃さや羽の形状など一羽一羽異なることがわかります。

完全に人間に慣れきっているため、たくさん見学客がいても平気で羽ばたいたり歩いたり。

決して人に対してくちばしで突いたり噛んだりすることもなく、余裕の表情を見せています。

風格が出て大物感が漂っています。

鵜匠さんは「宮内庁職員」

素晴らしいと感じたのは鵜と鵜匠との信頼関係。

鵜と365日過ごすという鵜匠さんは単なるペットと保護者ではない特別な関係を築いています。

そんな鵜匠さんは実は宮内庁職員。

宮内庁といえば皇室関係の儀式を管理する日本の行政機関です。

「宮内庁式部職鵜匠」に任命されているのは、全国でも長良川鵜飼の6人と小瀬鵜飼の3人の計9人だけとのこと。

鵜匠は誰もが就ける職業ではなく、鵜匠の家に生まれた男性のみが世襲するシステムです。

鵜飼はかわいそう?残酷?いやいや。

Googleで「鵜飼」と検索するとサブワードに「かわいそう」と表示されます。

首周りに紐を括り付けることから「残酷だ」といわれることもある鵜飼。

動物愛護に対する価値観は多様化しますが、少なくとも鵜匠さんが鵜をとても大切に扱っていることは間違いない事実でしょう。

鵜と鵜匠さんは強力な師弟関係、あるいは親子関係を培っていると思いました。

関市観光の際は名産の刃物もぜひご覧ください。

中心部にはフェザーミュージアムもあります。

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