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関市のまちなか低山の魅力
こんにちは。ハリボーです。
デジタルに囲まれた現代社会において、自然に触れることは重要です。
週2時間以上を森林など自然の中で過ごした人は、健康と幸福感が向上したというデータもあるほど。
手軽に自然と触れ合える方法が山歩きです。
標高500メートルを下回る低山であれば、2時間程度で往復も可能です。
今回は岐阜県関市のまちなか低山「山王山」に行ってみます。
山王山ってどんな山?
山王山は関市街地と長良川に挟まれた山です。
真下には東海北陸自動車道のトンネルが貫通。
3つの山が連なっており、東から順に「山王山」、「まるまる山」、「松尾山」と名付けられています。
「まるまる山」の響きが可愛い。
山王山のアクセス
山王山は東西南北に登山口がありますが、今回は南(しもうち登山口)から登ります。
登山口は「エディオン関店」の北側。
登山者用駐車場は約5台分ほど。
公共交通機関の場合は、長良川鉄道「関市役所前」駅より徒歩10分です。
登山ルートの確認
今回は登山マップに記載されていた推奨ルートを通ります。
- ①しもうち登山口 → ②山王山山頂(153m)
- ②山王山山頂 → まるまる山分岐 → ③まるまる山山頂(135m)
- ③まるまる山山頂 → まるまる山登山口 → 松尾山分岐 → ④松尾山山頂(140m)
- ④松尾山山頂 → ⑤鮎之瀬橋
- ⑤鮎之瀬橋 → ⑥遊歩道登山口
- ⑥遊歩道登山口 → ②山王山山頂 → ①しもうち登山口
ひとつひとつの距離は短いですが、アップダウンがあります。
標準で約2時間のコース。
登山装備の確認
低山とはいえ山を舐めてはいけません。
必ず登山前に装備を確認します。
最低限必要なもの
- トレッキングシューズ
- 長ズボン
- 汗拭きタオル
- 虫よけスプレー
- 飲み物
あると便利なもの
- レインウェア
- 手袋
山王山登山開始!
装備を確認したら、いざ山王山へ。
しもうち登山口から山王山山頂へ
しもうち登山口は「トーエー食品」さんの工場横です。
駐車場は約5台分。
登山口にはマップと杖の貸し出しが。
杖は割れたスキー用ストックなどを再利用しています。
山王山までの道のりはゆるやかな傾斜。
ルートは整備されており、登山客を飽きさせない工夫も。
伐採された竹に「かぐや姫」のイラストが描かれた石を発見。
この「かぐや姫」、かなりの量があります。
軽く100種類は超えていそうで、多くのイラストレーターが参加している様子。
私のお気に入りはこちらの石です。綺麗。
かぐや姫を探しつつ歩くこと10分。
標高153m、山王山の山頂に到着しました。
しもうち登山道から山王山頂までは最もラクなルート。
特に難所もないので、気軽に登ることができます。
山頂からは関市の西方面の景観が楽しめます。
山王山 → まるまる山
続いて「まるまる山」へ向かいます。
山王山の山頂から西側へ降りるルートは傾斜がちょっとキツめ。
ロープが張ってあるので滑り落ちないように進みます。
5分ほどで「まるまる山分岐」に到着。
今回のルートでは分岐を南側へ進みます。
5分ほど坂を上ると、まるまる山の山頂に到着しました。
案内看板には気になっていたまるまる山の名前の由来が。
「他にない名前をつけようとして」という理由で「まるまる山」になるものなのか。
由来を見ても不思議な名前です。
まるまる山 → 松尾山
まるまる山を南側に降り、松尾山へ向かいます。
本日3つ目の山、縦走となりますが、余力は充分。
ひとつひとつの山が近いので、簡単に目的地を増やせることも低山の魅力。
途中には丸太橋がありました。
川が枯れていたので、特に意味のない橋になっていました。
まるまる山から約10分、松尾山に到着しました。
山頂は開けており、綺麗なベンチもあって整備されています。
松尾山 → 長良川景勝地 → しもうち登山口
山王山、まるまる山、松尾山と3つの低山を登頂しました。
そのまま西側に下山し、長良川沿いに歩きながら戻ります。
小瀬地区にある赤色の綺麗な橋「鮎之瀬橋」に着きました。
鮎之瀬橋は関市の伝統文化「小瀬鵜飼」の拠点です。
例年5月~10月には観光船に乗って鵜飼見学ができます。
松尾山の北側と長良川に挟まれた小道を進みます。
高さギリギリの狭いトンネルもあって面白いルートです。
長良川景勝地へのルートを通ります。
登山の締めくくりは綺麗な長良川を眺めて終わりましょう。
北から流れてくる長良川の絶景です。
河口はまだまだ先なのに、川幅がとても広い。
右側には東海北陸自動車道と長良川サービスエリアが。
絶景を楽しんだ後は、山王山山頂を通過してしもうち登山口へと下山。
街中にある低山ながら、かなり登山の楽しみが詰め込まれた場所でした。
普段見ている何気ない山でも、登ってみると色々な発見があります。