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こんにちは!ハリボーです。
岐阜県関市にはモネの池のような自然の絶景もあれば迫間不動のようなお寺の見どころもあります。
実は岐阜県最古と言われるお寺も関市にあります。
高澤観音は関市の東側「武儀地域」を訪れた際に外せないスポット。
京都の清水寺と同様の舞台づくりは山奥に建てられているのが不思議なほどに立派です。
岐阜県関市の日龍峰寺【高澤観音】とは
日龍峯寺(にちりゅうぶじ)は別名を高澤観音(たかざわかんのん)とも呼ばれる高野山真言宗の寺院。
本堂が京都の清水寺と似ていることから「美濃清水」の異名も有します。
アクセス
岐阜県関市下之保にあります。
県道58号線から駐車場までの区間約2キロは道路が狭いためすれ違いにご注意ください。
JR岐阜駅からは車で約1時間。
関駅からは約30分です。
日龍峯寺(高澤観音)の見どころ
第2駐車場に車を停めて『仁王門』へ向かいます。
岐阜県最古の歴史あるお寺というだけあって、風情ある素敵な雰囲気です。
仁王門の奥にある石段を登ってメイン施設である『本堂』へ進みます。
大した距離ではありませんが山歩きが必要なため、履き慣れた靴やトレッキングシューズがあると良いです。
清水の舞台にそっくりな『本堂』
石段を登り広場へと抜けました。
目の前に広がるのは、まさに京都の清水寺を彷彿とさせる『本堂』です。
立派な舞台づくりからは歴史と迫力を感じます。
舞台上にあるカラフルな幕も華やかで良い雰囲気です。
階段の手前には「岐阜県指定重要文化財」との記載を含む本堂の詳細が。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも注目の北条政子が寄進された本堂ですが、戦火により焼失し再建されたとのこと。
建物をよく見ると背面が切り立った崖に面しており、傾斜地に設立したゆえに前面の特徴的な舞台づくりが生まれたようです。
階段を上って本堂を内部から見てみましょう。
舞台から見下ろしてみるとなかなかの高さを感じます。
年季の入った床板はギシギシと軋むので、高所恐怖症の方はちょっと心が落ち着かないかもしれません。
神社に来たのでちゃんとお参りも済ませます。
幕だけでなく本堂の装飾は全体的にカラフルな感じです。
高さも相まってワクワクするような雰囲気を醸し出しています。
眼病予防に効くといわれる『みたらしの霊水』
本堂の裏側にある崖には湧き水が流れています。
湧き水は『みたらしの霊水』と呼ばれており、眼病の予防に効果的といわれます。
切り立った崖にある洞窟のようなスペースは大自然の恵みを感じます。
容器代100円を賽銭箱に投入することで水を持ち帰ることも可能。
私も普段デスクワークが多く、目への負担が大きいので霊水のパワーを頂戴します。
冷たくてノド越し爽やかな『みたらしの霊水』は飲んでも患部に浸しても効果が期待できるとのこと。
素敵なお土産になりました。
国指定重要文化財『多宝塔』
高澤観音の境内で外せないスポットが『多宝塔』です。
鎌倉時代後期に北条政子が建立したと伝えられています。
多宝塔は2階部分が綺麗な円形を描いているのが印象的。
きめ細かな装飾も多宝塔のゴージャスな佇まいを彩っています。
NHK『ゆく年くる年』でも話題に
2018年から2019年にかけての大晦日に放送されたNHKの『ゆく年くる年』にて高澤観音が取り上げられました。
元号『平成』の終わりを機会として関市の『平成村(へなりむら)』にある高澤観音から当時の生放送で全国放映。
一躍有名となった高澤観音は参拝客が急増したそうです。
山奥に建てられているのが不思議なほどに立派な建造物が揃った高澤観音。
関市の観光において確実に押さえておきたい寺院といえます。